国華武蔵【コッカムサシ】(草花類)
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登録番号 | 第4022号 |
登録年月日 | 1994年 3月 23日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 国華武蔵 よみ:コッカムサシ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2002年 3月 25日 | |
品種登録者の名称 | 株式会社国華園 | |
品種登録者の住所 | 大阪府和泉市善正町10番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 岸脇淳介 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、育成者の所有する系統に「国華剣雲」を交配して育成されたものであり、花は白色で観賞用三本仕立ての鉢植え向きの厚物極大輪花である。 草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は極高である。茎の太さは 8.0㎜以上、色は緑、強さは強、稜の程度は低、稲妻型屈曲は無、節間長は10~19㎜である。葉身 長は 200㎜以上、幅は 125~ 149㎜、基部の形は平、先端部分の形は尖、一次欠刻は0.30~0.69、二次欠刻は中、葉裂片縁部の重なりは広がる、光沢は低、厚さは中、硬さは硬、葉全体の角度は垂れる、葉身の巻き方は下巻きである。たく葉の有無は全体的にある、分布状態は主に両側、大きさは中である。蕾の形は平、花の大きさは 200~ 249㎜、舌状花の重ねは5以上で露心しない、舌状花数は 400~ 599、管状花数は50~99である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、外花弁及び内花弁の反り方は内曲、花弁の長さは 110㎜以上、幅は15.0~19.9㎜、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2501)、色の分布は均一である。総ほう部から花頂部までの高さは80~99㎜、花首の長さは60~79㎜である。季咲の開花期は秋で、育成地(大阪府 和泉市)における自然開花期は11月上旬である。 「国華繁翁」と比較して、開花時の草丈が高いこと、たく葉が全体的にあること、管状花数が少いこと等でより区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和56年、育成者の所有する系統「い 182(白色・厚物)」に「国華剣雲(白色・厚物)」を交配して得られた実生の中から選抜、育成されたものであり、以後、増殖を行いながら露地及び鉢植え栽培で特性の調査を続け、平成 2年その特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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