とう‐きび〔タウ‐〕【唐×黍】
もろ‐こし【蜀=黍/唐=黍】
唐黍
唐黍
唐黍(とうきび)
南蛮(なんばん)、唐黍(とうきび)などともいわれる大形イネ科の一年生作物。南米北部からメキシコが原産地と推定され、1493年のコロンブスの新大陸発見以後世界各地に伝えられた。『大日本農史』によれば天文四(1535)年中国より来るといい、『本朝世事綺談』には天正年間(1573~91年)の初めにポルトガル船がこれをもたらしたとあるが、わが国で作物として栽培されたのは明治の北海道開拓時代以降である。唐黍(とうきび)焼酎の二次原料としてトウモロコシの皮と胚芽を除いた胚乳部を粗く挽(ひ)き割ったコーン・グリッツが使われ、その成分は、水分12.8%、デンプン69.8%、タンパク質7.8%、脂肪0.6%、繊維0.5%、灰分0.3%、焼酎原料としては粒度20(粒茎約0.8mm)メッシュ程度のものがよい。
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