哮るの会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/28 13:49 UTC 版)
(たけるのかい) 朝丘輝が創設した雀士グループ。若手最強集団と称され、そのメンバーは名の知れた猛者たちが集う。様々な雑誌企画などで雀ゴログループの挑戦を受け付けており、毎回挑む者は自身の実力を誇示する麻雀狂いの猛者がほとんど。また、暗黙のルールとして「雀荘のダンベエ(カモ)は絶対に殺してはならない」がある。 安斉雅(あんざい まさる) 本作の主人公。28歳。「哮るの会」の秘密兵器。悪徳不動産屋から雀ゴロに鞍替えした経緯を持つ。麻雀に対する熱意は本物で、「死ぬ気で麻雀を打ち、死ぬ気で生きる」と豪語するほど。そのとき麻雀を侮辱したチンピラに対しては「親の文句は許してもよ 麻雀の文句だけは許さねえ!!」と言い放った。高レートの場が立たないときでもピン雀で凌ぐ日常を送っている。その時の所持金として10万円とベルトの裏側に隠し銭として1万円を縫い付けている。麻雀以外にも競輪や競艇もやっている。 父親は香具師の元締めでテキ屋の頭領。少年時代はその影響で町の住民は「坊ちゃん」と表面上では慕い、影では小僧と蔑まされた、人間の建前と本音の狭間で生きてきたため「誰にも負けたくない」という想いで「天職に一番近い麻雀で自分の力だけで喰っていく」という信念を持つようになった。 麻雀ではクズ手の状態でも相手の捨て牌を鳴いてでも和了る「凌ぎの麻雀」が特技。このフォームは、荒川曰く「役のないところに役を作る"安斉流"」。それに比喩される「渋太い」という言葉は自身にとって麻雀でも人生でも最大の褒め言葉であるとしている。酒好き。 後年(プロローグ)では食道癌により体を蝕まれ、自身の麻雀人生が是か非か己に問いかけていた。そのなかで、自分と仲間で麻雀で打ってきた運を足して、運命に抗い麻雀を打つ決意をしていた。 なお、「クズ手の状態で鳴いて流れを変える」雀風や、後年は食道がんに蝕まれるなどの共通点が、実在したプロ雀士の安藤満と酷似している。 小山(こやま) 安斉の相棒的存在。安斉を「安(あん)ちゃん」と呼び慕う。眼鏡と長髪が特徴。 佐々村賢 通称「ササケン」。 荒川政喜 北田秀一 山岡信二 通称「山信」。 朝丘輝 「哮るの会」の創設者。執筆活動と雀豪の二つの顔を持つ。ヤクザを嫌っており、ヤクザの賭場に出入りする安斉に対して「プロとして誌上に出さない」と宣言する。
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