和歌山水力電気の設立とは? わかりやすく解説

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和歌山水力電気の設立

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 17:52 UTC 版)

和歌山水力電気」の記事における「和歌山水力電気の設立」の解説

和歌山電灯事業引き継ぐことになる和歌山水力電気は、鉄道敷設計画流れの中から起業された会社である。 和歌山市周辺鉄道事業計画は、日清戦争後起業ブーム期現れた。和歌山市南の海黒江町(現・海南市)を結ぶ鉄道建設目指した「紀州鉄道」(1973年設立紀州鉄道とは無関係)の計画がそれで、仮免許得て1900年明治33年)に会社設立まで進行した。しかしその後事業進展はなく、社内対立の末に1904年明治37年)に解散してしまう。一旦失敗終わった紀州鉄道計画だが、会社解散反対していた島村安次郎市内酒造業者)や津村兵衛和歌山米穀取引所理事長)らは、個別和歌山黒江間の電気軌道敷設計画資本金50万円の「和歌山電気鉄道株式会社」を発起して1904年12月14日付で軌道敷特許取得した。この発起人には、各地電気事業にかかわる大阪才賀藤吉名を連ねている。 ただし軌道敷特許得たものの日露戦争のため軌道着工2年延期命令出されたため、さしあたり電気供給事業起業する方針転換された。その結果1905年明治38年5月25日和歌山水力電気株式会社の設立至った同社本社和歌山市畑屋松ヶ枝町6番地設置設立時資本金35万円であった初代社長には元和山県職員鉄道事業経験もある樺山喜平次が就き、才賀と島村津村垂井清右衛門の4名が取締役務める。設立後和歌山電灯当時資本金公称10万5000円払込85000円)の事業127000円にて買収することとなり、1905年6月17日付で事業譲受認可得た次いで11月28日付で和歌山電気鉄道軌道敷特許譲受け許可得ている。

※この「和歌山水力電気の設立」の解説は、「和歌山水力電気」の解説の一部です。
「和歌山水力電気の設立」を含む「和歌山水力電気」の記事については、「和歌山水力電気」の概要を参照ください。

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