各自動車メーカーでの呼称
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 23:08 UTC 版)
「燃料噴射装置」の記事における「各自動車メーカーでの呼称」の解説
EFI (Electronic Fuel Injection) トヨタ自動車(マルチポイント式のみ)・ダイハツ工業・ヤマハ発動機での呼称。また、フォードやGM、大宇も使用していた。EFIの国内での商標はトヨタが所有しているが、電子制御式ガソリン噴射システムの呼称として一般化している。 初期の頃はフラップ式エアフロメーターを使用していたが、圧力センサーを用いたDジェトロニックに切り替わっていった。また一部車輌ではカルマン式も用いられていた。現行車輌においてはほぼホットワイヤー式のエアフロとなっている。 なお、トヨタ車の場合にはシングルポイントタイプはCiと呼ばれ、明確に区別される(後述)。 EGI (Electronic Gasoline Injection) 日産自動車・マツダ・スバル(旧・富士重工業)。初期はフラップ式エアフロメーターを使用していたが、最近[いつ?]はホットワイヤー式エアフロメーターが主流である(日産自動車では、日産・ECC(電子制御キャブレター)からの流れを引き継ぎ、燃料噴射装置を含めたエンジン集中制御システムECCS(Engine Central Control System)として併記している場合が多い)。 PGM-FI (ProGraMmed Fuel Injection) 本田技研工業での呼称。採用されていればF1から4サイクル50ccまで同一の名称が使用される。 EPI (Electronic Petrol Injection) スズキでの呼称。また、ターボチャージャーが組み合わされる場合は呼称がEPIターボとなる。 ECI-MULTI (Electronic Controlled Injection-Multi) 三菱自動車工業での呼称。なおMultiとは、各シリンダーに1つずつ噴射装置が装備されているということを表す。シングルポイントインジェクションの場合単にECIと称していた。初期の頃から独自のカルマン渦流式エアフロメーターを使用し続けていることが特徴である。 ECGI (Electronically Controlled Gasoline Injection) 1970年にいすゞ自動車が日本で最初に開発した自動車用アナログECUによるシステム。最初に採用されたモデルは117クーペ。 DFI (Digital Fuel Injection) カワサキモータース製のオートバイ用エンジン及び汎用エンジンに採用されている燃料噴射装置の呼称。 EMPi (Electric Multi-Point injection) スバルが軽自動車向けのエンジンコントロールシステムを呼ぶ場合に使用している呼称。 MPFI (Multi-Point Fuel Injection) 1990年代からスバルが日本国外輸出向け車両のエンジンコントロールシステムを呼ぶ場合に使用している呼称。
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