古語の残存とは? わかりやすく解説

古語の残存

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 03:29 UTC 版)

閩南語」の記事における「古語の残存」の解説

声調北京語の4声に比べて狭義閩南語場合7声前後多く発声語彙文法の面で、中古中国語残存見られる閩語内部では、例えば「鍋」を「鼎」と呼ぶなどの語彙の共通性みられるが、これも中古中国語残存している。 これは中原漢語音が華南漢化によって広まったため、特に周辺地域である福建において、古い時代の音が残されたと考えられるジェリー・ノーマン、または方言周圏論考え方など参考のこと)。 日本における漢字発音漢音は唐時代伝来されたため、閩南語発音との類似見られる例えば、「世界」(sè-i)、「国家」kok-ka)、「了解」(liáu-kái)、「健康」(kiān-khong)、「感謝」(kám-siā)などの発音現代日本語似て聞こえる。

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古語の残存

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 08:40 UTC 版)

秋田弁」の記事における「古語の残存」の解説

かつて中央語奈良時代までの奈良平安時代から江戸時代中期までの京都江戸時代中期以降江戸東京)で使われ、現在は中央語廃れて古語となっている語彙の中で、中央以外の地域方言として残っている例がある。秋田方言にもそのような例を見ることができる。また、特に日本では京都言葉中央語だった時期8世紀末から18世紀中頃までの1000年近くに及び、その間京都語彙京都から土地伝い同心円状広がっていくことを繰り返したため、京都からの距離が同程度地理的に隔絶した東北地方九州地方にかつての中央語から変化した同じよう語彙見られることもある。これは柳田國男の『蝸牛考』で指摘されたことで、「方言周圏論」として知られている。 秋田方言見られる古語の残存として代表的なものには、アクド(踵、「踵(あくと)」から)、アゲンジ(蜻蛉、「蜻蛉(あきづ)」から)、ウダテ(嫌だ、「転て(うたて)」(ひどく)から)、シャンブギ(咳、「咳(しはぶき)」から)、タロンペ・タロッペ(氷柱、「垂氷(たるひ)」から)、トンジェネァ・トゼネァ・トンゼンダ(淋しい、退屈だ、「徒然無い(とぜんない)」「徒然だ(とぜんだ)」から)、ナンジギ(額、「脳(なづき)」から)、ネマルくつろいで座る、「ねまる」(座る)から)、ハシェル(走る、「馳せる(はせる)」から)、マナグ(目、「眼(まなこ)」から)、メコ゜エ・メンコエ・メンケ(可愛い、「愛し(めぐし)」から)などがある。

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