原爆デザインTシャツ着用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 04:56 UTC 版)
「BTS (音楽グループ)」の記事における「原爆デザインTシャツ着用」の解説
2018年11月9日に、テレビ朝日の音楽番組「ミュージックステーション」に出演する予定であったが、JIMINが過去に着用していたTシャツに、原爆投下後のキノコ雲があがる写真と韓国国民が万歳をする、原爆投下を揶揄するような写真が印刷されていたことが問題視され、ミュージックステーションのTwitter公式アカウントに抗議が殺到した。これを受けて、ミュージックステーション側が「着用の意図を聞いて総合的に判断した結果」として、BTSの出演を見送ることを決定した。またこの決定に続き、 NHKの「紅白歌合戦」、12月放送のフジテレビ「FNS歌謡祭」、テレビ朝日の「ミュージックステーション・スーパーライブ」の出演打診が撤回されたとも報じられた。またこれに続き、RMが過去のミュージックビデオで、原爆投下後のキノコ雲が上がる写真がプリントされたブルゾンを着ていたことが発覚し、インターネット上で非難された。 これに伴い紅白や他の日本のテレビ番組からも事実上の出禁状態となり、また日頃の日本人による嫌韓感情も重なり、韓流やkpopの男性グループを応援したりファンを公言する女性が叩かれたり非国民扱いされる事案が多数発生した。 同年11月13日の東京ドーム公演に合わせて日本の右派系市民団体によるBTSへの批判と抗議の街宣活動が行われた。BTSは13日夜、「原爆をイメージするTシャツ着用は誤解を招くものだった」と謝罪。「戦争には明確に反対する」という公式な説明と謝罪を発表した。その数週間後には、BTSファン有志によるTシャツ着用問題の経緯と政治的背景、マスコミの報道などに関する133ページの論文「白書」が発表された。 なお、日本原水爆被害者団体協議会は13日の謝罪を受け入れ、事務局長である木戸季市は「こうした表現を巡る問題では、対決や分断を煽るのではなく、対話を通じてお互いの理解を深める方が望ましい。核兵器とはどういうものなのか、何が問題なのかといった点を巡り、話し合いをしていきたい。BTS側にもそう説明し、一致した」と語った。
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