南国高校(なんごくこうこう)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/13 14:43 UTC 版)
「緑山高校」の記事における「南国高校(なんごくこうこう)」の解説
高知県代表。準決勝の対戦相手。大会中、最も緑山を苦しめた。部員140名を誇るマンモス野球部で、その中から選び抜かれた9名でスタメンが構成されている。 岬田(みさきだ、声:梅津秀行):6番、2年生投手。右投げ右打ち。最速152km/hの速球に加え、魔球「クロスファイヤーボール」を投げ、二階堂と「剛球対魔球」の頂上決戦を演じる。元々エース級の実力を持っていたが、相棒の海豊に完敗を喫し自信を喪失。海豊を討ち取れる球を会得するため、1年かけてクロスファイヤーボールを編み出した。独特のステップから繰り出されるクロスファイヤーボールは、150km/hを超える上、極めて変則的な軌道をとり、これが右バッターの死角に入るため、右打ちの打者にはまるで消えたかのように見えてしまう(左バッターなら見える)。が、そのフォームゆえに消耗が激しく、腕に多大な負担がかかると言う欠点を持つ。このため、緑山との試合後、岬田は右腕が使い物にならなくなった。 海豊(かいほう、声:郷里大輔):4番、2年生捕手。右投げ右打ち。高校生離れした巨漢で、パワーだけならば二階堂をも凌ぐ。棍棒のような特製バットを片手だけでスイングするという異色のバッティングスタイル。腕を骨折しながらも二階堂の超剛速球を打ち返し、その後も棄権せず、左腕だけで捕手を務めたり二階堂に挑むなどの死闘を演じた。 黒谷三郎(くろたに さぶろう、声:銀河万丈):3番、三塁手。右投げ左打ち。坂本龍馬を敬愛し「北辰一刀流打法」を武器とするも、二階堂からは「ネンキの入った馬鹿」と言われてしまう。活躍は別として存在感はあった。 佐輪知遼司(さわち りょうじ、声:荒川太郎):1番、中堅手。右投げ左打ち。信じがたい俊足の持ち主で、予選を含めた甲子園準決勝までの全ての試合で出塁率100%という冗談のような記録を保持していた。緑山戦でもいきなり振り逃げで三塁まで進み、花岡らの度肝を抜き、自分の身を犠牲にして犬島のホームランを防ぐ。これらの活躍から、アメリカ選抜に選ばれている。 五台(ごだい):5番、一塁手。右投げ右打ち。元4番候補で、海豊が現れるまでは次期主砲とされていた。 桂木(かつらぎ):2番、二塁手。右打ち。167センチの小兵だが、甲子園で2本のホームランを打っている。 立林(たてばやし):8番、遊撃手。右打ち。眼鏡が特徴。 滝(たき):7番、左翼手。右投げ左打ち。 土山(つちやま):9番、右翼手。右投げ右打ち。元エースで、岬田にその座を奪われた。佐輪知の好プレーを受け継ぎ、見事に守備でカバーする。 中岡田監督(なかおかだ、声:辻村真人):岬田と海豊の加入で甲子園優勝を確信したが、緑山が相手では甘い考えでしかなかった。
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