十腰内とは? わかりやすく解説

十腰内

読み方:トコシナイ(tokoshinai)

所在 青森県弘前市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

〒036-1201  青森県弘前市十腰内

十腰内

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/17 05:56 UTC 版)

日本 > 青森県 > 弘前市 > 十腰内
十腰内
十腰内
十腰内の位置
北緯40度45分6.63秒 東経140度20分11.95秒 / 北緯40.7518417度 東経140.3366528度 / 40.7518417; 140.3366528
日本
都道府県 青森県
市町村 弘前市
人口
2017年(平成29年)6月1日現在)[1]
 • 合計 755人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
036-1201
市外局番 0172[2]
ナンバープレート 弘前

十腰内(とこしない)とは青森県弘前市大字郵便番号は036-1201。

地理

青森県道30号岩木山環状線青森県道31号弘前鯵ケ沢線が通り、青森県道132号十腰内陸奥森田停車場線の始点でもある。北はつがる市(旧西津軽郡森田村地域)森田町床舞・北津軽郡鶴田町妙堂崎、北東は北津軽郡鶴田町廻堰、東は十面沢、南から西にかけて西津軽郡鰺ヶ沢町長平町、北西は西津軽郡鰺ヶ沢町建石町に接する。また、かつては「遠寺円」とも表記された。

地名の由来は、強力の刀鍛冶鬼神太夫が10振の刀を打ち出して自慢したが、1振飛んで杉に突き刺さったので里人はこれを神として尊敬し、9腰が残ったため十腰無い村とよんだという言い伝えがある[3]アイヌ語由来の地名の1つであるとの異説もある。

小字

小字として猿沢・野中がある。

歴史

沿革

伝承

地名について、刀鍛冶にまつわる伝承がいくつか残されている。「津軽俗説選」では鬼神大夫という剛力無双の刀鍛冶が十振りの刀を鍛えたところ、そのうち一本が飛んでいって戻ってこず、「十腰無い」ために十腰内という地名にあなった由来になったとする逸話を紹介している[4]。また「日本伝説体系」では大蛇が鍛冶屋の娘に惚れて鬼神丸という名の若者となって弟子入りし、それを察した鍛冶屋に「九日で十振りの刀を鍛えれば娘をやる」と約束されて作り上げたところ、そのうち一本を隠されて「十腰無い」ために立ち去るしかなかったという言い伝えが紹介されている[4]

世帯数と人口

2017年(平成29年)6月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

大字 世帯数 人口
十腰内(小字全域) 279世帯 755人

施設

教育

  • 十腰内保育所

商業

  • 丸豊冷蔵庫
  • サンボランタリー十腰内店

農業

  • 十腰内農業研修会館

公共

  • 十腰内集会所
  • 十腰内簡易郵便局

小・中学校の学区

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる。

大字 番地 小学校 中学校
十腰内 全域 弘前市立裾野小学校 弘前市立裾野中学校

交通

神社前、十腰内東口、十腰内、長前 停留所

脚注

  1. ^ a b オープンデータひろさき 弘前市 町名別人口・世帯数_平成29年”. ひろさき未来戦略研究センター (2017年6月1日). 2017年6月18日閲覧。
  2. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2017年5月29日閲覧。
  3. ^ 角川日本地名大辞典2|1985
  4. ^ a b 朝里(2022,035)

参考文献




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