加虐的殺戮愛好会「サディスティック・マーダーズ・クラブ」
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「薔薇のマリア」の記事における「加虐的殺戮愛好会「サディスティック・マーダーズ・クラブ」」の解説
SIXをリーダー「大君主・オーヴァーロード」とする、クランというよりも悪党の寄り合い所帯。奪いたい時に奪い、犯したいときに犯し、殺したい時に殺す。拠点は首都エルデン。入会条件はs、m、cの刺青をすることだが「サディスティック・マーダーズ・クラブ」はエルデンでとても恐れられており、その恩恵にあずかろうとした小悪党が焼印をいれるという方法が流行っている。フィクション中とはいえ、ここまで問答無用完全無欠な悪党たちは珍しい。基本活動内容は「我慢するな!! 今、1番したいことをしろ!!!」。何をするも自由な都市エルデンではあるが、さすがに悪行をやりすぎたために秩序の番人を中心とするZOOなどのクラン連合と衝突し壊滅。現在は残党狩りが行われている。 SIX(シックス) 不気味な男。長身で肌が陶器の如く白く、美しい黒髪に艶かしくおどろおどろしい声を持つ。快楽のためにどこまでも残虐になる狂人。狂った愛に満ち溢れた男。アジアンを利用し、デニスを陥れ、己の部下の数々も陵辱し殺した。トマトクンとは長年の因縁があるようで、彼と互角に渡り合う程の実力を持つ。悪のカリスマ。どれだけ斬られても再生する。泉里決戦でトマトクンに体を分断されたが、ジェイの一人がSIXの左腕を持って逃走、その後復活した。13巻で「シブヤ・イチル」という本名を明かす。元々はただの人間だったが、ある日蛆虫のような生き物に体内に入りこまれてから現在の状態になり、千年近く生きているらしい。左腕だけになろうが灰になろうが必ず再生するが、SIX自身は死にたがっている。 数多くの作中での戦いを経てとうとう敗北し、本人の望みもあって再生しても動けないように杭を刺された状態で人型の檻の中に閉じ込められて中央広場に見世物のように置かれていた。「古代九頭竜の呪い」が破られた後はベアトリーチェによって開放され、ベアトリーチェを守っている。 ジェイ SmCのSIXの側近である、ラハン出身のアッサシン。釘状の「ネイル」という武器を使う。用途によって形状が違うのに「ネイル」で統一しているあたり、拘りがあるらしい。SIXに心酔しているため、アジアンに一時期強烈な憎悪と嫉妬を抱いていた。全くそっくりな2人組で活動していたが、1人は3巻で、もう1人は13巻で死亡した。 ボルフェンゲーテ SmC所属の死霊術師(ネクロマンサー)。年齢不詳。ジェイと同じくSIXの片腕的存在であり、彼の死霊術により数々の決戦においてSIXに貢献している。無口で常に死人のような表情をしており、マリア曰く声も死人のようである。「泉里」において秩序の番人の奇襲にあった際も活躍したが、マリアローズの不意打ちを受け屋根から転落死した。
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