加藤良之助とは? わかりやすく解説

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加藤良之助

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/16 09:00 UTC 版)

加藤 良之助(かとう りょうのすけ、1901年(明治34年)1月1日 - 1944年(昭和19年)5月31日[1][* 1])は、日本の海軍軍人。加藤は潜水艦を専門とする士官で、甲標的の開発にあたって性能実験を、また初期講習員に対しては技術指導を行った。太平洋戦争において潜水隊司令を歴任し、あ号作戦に関連した作戦行動でナ散開線にあった際に乗艦を撃沈され戦死。最終階級は海軍少将


  1. ^ 公式には6月25日。
  2. ^ 他に、「対潜爆撃標的」、「TB模型」、「A標的」などの呼称があった。
  3. ^ 母船4隻から48隻が出撃し、魚雷96本の発射を予定していたとする説もある。
  4. ^ 航行艦に対する雷撃は簡単なものではなく、潜水艦は潜望鏡で一瞬の間に捉えた船影から、艦種、進路、速度、予測される到達地点を判断し、命中を期待できる位置に進出して公算発射を行う。甲標的は艇の安定性に欠け、魚雷命中は難しかった。
  5. ^ 呂百型潜水艦の一番艦である呂100で艤装員長、艦長を務める。
  6. ^ 『海戦要務令』には「会敵の機会を多からしむるとと共に成るべく多数の潜水艦に攻撃の機会を与ふる為戦場之が推移を予想し敵情 潜水艦の性能 隻数及び天象地象等を考慮し之を決定する」と定められ、戦前から重要視されていた潜水艦戦術であった。しかし敵の警戒下にある潜水艦は、その変更指示に応じることができる時期が一様ではなく、また指示に従うため無理に水上進撃する事例もあった。当時から図上戦術とする批判がある。
  7. ^ K散開線にあった伊19によるワスプ撃沈などの戦果をあげたものの、大きな効果を挙げていなかった。
  8. ^ 同時期に輸送に従事していた伊16も、5月19日にソナー探知をきっかけにイングランドのヘッジホッグで撃沈されている。戦死者は潜水艦長竹内義高以下107名。
  1. ^ a b 『日本潜水艦戦史』251頁
  2. ^ a b 『続・あゝ 伊号潜水艦』15-16頁
  3. ^ 千早正隆『日本海軍の戦略発想』(文春文庫)、114頁
  4. ^ a b 『特殊潜航艇』25頁
  5. ^ 『海軍特殊潜航艇』12頁
  6. ^ 『本当の特殊潜航艇の戦い』74頁
  7. ^ 『特殊潜航艇』28-29頁
  8. ^ 『本当の特殊潜航艇の戦い』77頁
  9. ^ 『本当の特殊潜航艇の戦い』79頁
  10. ^ 『特殊潜航艇』34頁
  11. ^ 『特殊潜航艇』30頁
  12. ^ 『続・あゝ 伊号潜水艦』22頁
  13. ^ 『特殊潜航艇』31頁
  14. ^ 『特殊潜航艇』34-35頁
  15. ^ 『特殊潜航艇戦史』46頁
  16. ^ 『本当の特殊潜航艇の戦い』84-85頁
  17. ^ 『海軍特殊潜航艇』30頁
  18. ^ 『日本潜水艦戦史』126頁
  19. ^ 昭和18年8月20日付 内令第1708号。
  20. ^ 昭和18年9月1日付 海軍辞令公報(部内限)第1203号。
  21. ^ 福井静夫『日本潜水艦物語』(光人社)、「日本海軍潜水艦要目表」
  22. ^ a b 昭和18年9月1日付 内令第1816号。
  23. ^ 『艦長たちの軍艦史』456頁
  24. ^ 『日本潜水艦戦史』162-163頁
  25. ^ 『日本潜水艦戦史』163頁
  26. ^ 『日本潜水艦戦史』166頁
  27. ^ 『艦長たちの軍艦史』(456-459頁)
  28. ^ 『日本潜水艦戦史』171頁
  29. ^ 『日米潜水艦戦』371頁
  30. ^ 『深海の勇者たち』153頁
  31. ^ 『日本潜水艦戦史』157-158頁
  32. ^ 『日本潜水艦戦史』157頁
  33. ^ 『深海の勇者たち』141-142頁
  34. ^ 『深海の勇者たち』147頁
  35. ^ 『深海の勇者たち』148頁
  36. ^ 板倉恭子 , 片岡紀明『夫・板倉光馬の生涯 伝説の潜水艦長』光人社、2007年。ISBN 978-4-7698-1346-0
  37. ^ 『日本潜水艦戦史』177頁
  38. ^ 『日本潜水艦戦史』176頁
  39. ^ 『深海の勇者たち』153頁
  40. ^ 『深海の勇者たち』152頁
  41. ^ 昭和12年8月10日付 海軍辞令公報 号外 第23号。
  42. ^ 昭和12年12月1日付 海軍辞令公報号外。
  43. ^ 昭和12年12月1日付 海軍辞令公報 号外 第99号。
  44. ^ 昭和13年11月1日付 海軍辞令公報(部内限)号外 第256号。
  45. ^ 昭和14年11月20日付 海軍辞令公報(部内限)第405号。
  46. ^ 昭和15年7月8日付 海軍辞令公報(部内限)第501号。
  47. ^ 昭和15年9月16日付 海軍辞令公報(部内限)第530号。
  48. ^ 昭和15年10月31日付 海軍辞令公報(部内限)第549号。
  49. ^ 昭和15年11月25日付 海軍辞令公報(部内限)第559号。
  50. ^ 昭和15年12月21日付 海軍辞令公報(部内限)第573号。
  51. ^ 昭和16年2月1日付 海軍辞令公報(部内限)第588号。
  52. ^ 昭和17年8月1日付 海軍辞令公報(部内限)第910号。
  53. ^ 昭和17年11月5日付 海軍辞令公報(部内限)第978号。
  54. ^ 昭和18年3月17日付 海軍辞令公報(部内限)第1072号。
  55. ^ 昭和18年5月25日付 海軍辞令公報(部内限)第1124号。


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