前田淑とは? わかりやすく解説

前田淑

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 13:54 UTC 版)

亀井少琹」の記事における「前田淑」の解説

江戸期福岡県女流文学研究者である前田淑による評論以下の通りである。 『窈窕稿』に収められ漢詩は、前に述べたように少琹が十八歳ごろまでの作品であるが、父昭陽薫陶成果であろうか、あるいは亀井一族作風であろうか、実に堂々とした風格をもっている —前田 淑、『江戸時代女流文芸史(俳諧和歌・漢詩 編)』笠間書院1999年282また、近世地方女流文芸拾遺』には、 「少琹については、その知名度比べて漢詩人として業績は、まとめられたものが少く、どちらかと言えば絵画書跡分野知られ女性である。特に閨秀画家としての名声は『画乗要略がじょうようりゃく)』(白井華陽著、天保年序)、『古今南画要覧(ここんなんがようらん)』(嘉永年序)にもその名が記されるほど、当代一流画家として、全国的に著名な女性であった。勿論、漢詩についても、本著にみられるように、すでに十代若い頃から父昭陽薫陶をうけていたのであるが、その作はあまり陽の目をみることなく永く亀井家架蔵されたままになっていた。筆者先年、少琹の小伝を書くにあたり(「福岡女学院短大紀要第16号参照)、後裔である亀井准輔氏のご好意により、その作品大略披見することができた。 —前田 淑、『近世地方女流文芸拾遺弦書房2005年 481-482頁 と記載されている。

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「前田淑」を含む「亀井少琹」の記事については、「亀井少琹」の概要を参照ください。

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