初代 UN173型(1997年 – 2002年)
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「リンカーン・ナビゲーター」の記事における「初代 UN173型(1997年 – 2002年)」の解説
1997年に1998年モデルとして発売が開始された。基本的に高級SUVということでフル装備である。エアバッグは運転席のみ標準。助手席はオプションで、ABS・4WD・3列シート・オートドライブ・ヒーター付き本革シートを装備。ただし、サンルーフはオプションで、キセノン(ディスチャージ)ヘッドライトは装備していない。 ダッシュボードやセンターコンソールは曲面で構成されており、この年代の多くの米国製SUV同様、デザインは流麗だがクオリティも同様のレベル。ステアリングは各種スイッチ付1本スポークで上下に付くウッドとレザーのコンビハンドル。オーディオはCD付だが、日本国内向け仕様は日本製の社外オーディオ各種(CD・MD・HDDナビ)である。 シートは1列目の運転席及び助手席の後部ポケットは蓋付と網の2種類がある。センターコンソール後部にエアコン、オーディオのスイッチがあり、2列目からでも操作できイヤホンも接続可能。2列目はキャプテンシート仕様の場合、中央に大きな曲面のセンターコンソールが付く2人掛けで、ベンチシート仕様だと3人掛けである。3列目は取り外しができる。シートそのものはヒーターが付いており、ボリューム感のあるソファータイプ。ゆったり走るには向いているが、体格の良い人が過走行したり、荒く扱われた車両では革のシワ、スレ、傷みやヘタリが出ているので、走行距離と比較して注意が必要である。 左ハンドル仕様のみで、トランスミッションは4速コラムオートマチック(AT)。アルミホイールは17インチの5本スポークである。バックドアは狭いところでも小荷物の出し入れができるように、窓のみの開閉もできる。 V8エンジンは縦置きに搭載したマルチインジェクション方式でフルタイム四輪駆動。サスペンションは前後ともスタビライザー付で、フロントがトーションバースプリング、リアが固定軸エアスプリング方式となる。ブレーキ型式はサーボアシスト付のフロントがベンチレーティッドディスクでリアはディスク。 1999年には、小マイナーチェンジでV8 DOHCエンジンとなり、300 PSに出力アップ、アルミホイールが6本スポークになる他、仕様が変更されている。
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