初代 S110型(1979年-1983年)
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「日産・ガゼール」の記事における「初代 S110型(1979年-1983年)」の解説
1983年8月、シルビアと同時にフルモデルチェンジし、2代目(S12型)が発売開始された。 先代と同様、ノッチバックとハッチバックの2本立てで生産。ノッチバックはセンターピラー付きのボディになったのに伴い、日産による公式な呼び名は「ハードトップ」から「クーペ」に変わった。加えて、ワイパー付フルリトラクタブル・ヘッドライトを採用した。搭載エンジンは先代のZ型に替わり、CA18S型直4・1,800ccキャブ、CA18E型直4・1,800cc、CA18ET型直4・1,800ccターボ、そして、FJ20ET型直4・2,000ccターボの4機種となった(ガゼールにはFJ20Eは搭載されず)。また、世界初のパワーウーハー、日本初のチルトアップ機構付電動ガラスサンルーフおよびキーレスエントリーなどが採用。FJ20ET搭載車のキャッチコピーは「群れよ、さらば」「ガゼール・ドリーミング」。 外観上のシルビアとの違いは、フロントグリルやテールランプなどで見分けることができる。グリルは、シルビアが横長長方形を組み合わせたものに対し、ガゼールはハニカム状のもの。テールは、クーペ/ハッチバックとも、シルビアが縦型デザインに対し、ガゼールは横型のデザインになっている(S110から継続)。 ボディーカラーでも、シルビア・ガゼールで各々のツートンカラーがあり、その配色でも見分けることができる。 1986年2月、シルビアがマイナーチェンジされCA18DET型DOHCターボエンジンが搭載されるのと同時に車種を統合され、ガゼールの販売は終了。4代目シルビアと合算した販売終了までの新車登録台数の累計は2万3086台。 後継車は存在せず、4代目S12型シルビアに吸収される形となった。海外輸出は唯一豪州のみ行われた。
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