初代 SA22C(FB3S)型(1978年-1985年)
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「マツダ・RX-7」の記事における「初代 SA22C(FB3S)型(1978年-1985年)」の解説
1978年3月30日に発表された。車両型式はSA22C、開発コードはX605。プラットフォームはマツダ・SAプラットフォームを採用している。 停止状態からの400 m走行時間(0-400 m)が15.8秒は排ガス規制以前に日産・フェアレディZの240ZGが記録した水準に戻っており、日本車としては高性能であった。福野礼一郎は「軽い速い低い、それは確かに間違いありませんでしたがついでに何ともすべてが軽々しく薄っぺらで安っぽい感じ」「足回りもブレーキもスポーツカーとしてはちょっと脆弱」と書いているが、基本構成に関しては「初代RX-7、いいパッケージです」「いつかマツダがもう一回RX-7のモデルチェンジをやる日がくるなら、なんともぜひこういうパッケージに戻してもらいたいですね」と評価している。 スポーティな感覚を手軽な費用で手に入れられるとして、アメリカでは初代フェアレディZ(S30)などとともに「プアマンズポルシェ」(貧乏人のポルシェ)と呼ばれた。 1980年に外観のマイナーチェンジを実施し、テールランプとフロントスカートのデザイン変更によってCd値0.34を達成した。 1982年には6PIエンジンに変更され、10モード燃費は10.2 km/Lを達成した。 1983年のマイナーチェンジで、ホイールハブのボルトピッチ(PCD)が同業他社の後輪駆動車と同様に改められ、4穴PCD 110 mmの特殊形状から一般的な4穴PCD 114.3 mmに変更された。また、北米仕様車では新たにVINコードの型式名を採用したため、FB3Sの呼称を用いるようになった。
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