初代担当 鳥嶋和彦(とりしま かずひこ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 03:14 UTC 版)
「ドラゴンボール」の記事における「初代担当 鳥嶋和彦(とりしま かずひこ)」の解説
鳥山の前作『Dr.スランプ』からの担当編集者で、23回天下一武道会終了まで担当。ラブコメ好きで、『ドラゴンボール』でも悟空とブルマを恋愛させようとして、ラブコメが苦手な鳥山は困惑していた。『ドラゴンボール』の連載にあたって鳥嶋は『未来少年コナン』を3話ずつダビングして鳥山に送っており、少年と少女の出会いが大きなドラマにつながっていくというストーリーの作り方の根幹のシステムが『ドラゴンボール』連載1回目の構成に役立ったかもしれないと述懐している。鳥嶋は後に、『ドラゴンボール』は『里見八犬伝』と『未来少年コナン』の変形であり、鳥山のことを他作家たちの積み重ねの上に成立した“偉大なるアレンジャー”と表現している。また、鳥山が小さい悟空を成長させようとした時、「待ってくれ」と言い、連載の危機を一番感じたが、上司を説得させて読者からの抗議もなかったため杞憂に終わったという。鳥嶋は、鳥山と大きな話の流れは決めていたが次週の話はネームが届くまでは分からず、読者視点で最初に感じたことを作家に伝えるのが大事であり、ストーリーを作るのは作家の仕事、編集は整理をするだけだと語っている。またアニメ『ドラゴンボール』の出来、特にピッコロ大魔王を倒すシーンに不満を持っており、フジテレビと相談してプロデューサーを降板させ、『ドラゴンボールZ』の立ち上げにつながったという逸話がある。担当を外れた後も鳥山の家に電話をし、人造人間19号と人造人間20号が登場した時に「やっと敵が出てきたと思ったらジジイとデブじゃないですか」と言い、人造人間17号と人造人間18号が出たら「今度はガキですか」と言い放ち、これがセル登場につながった。
※この「初代担当 鳥嶋和彦(とりしま かずひこ)」の解説は、「ドラゴンボール」の解説の一部です。
「初代担当 鳥嶋和彦(とりしま かずひこ)」を含む「ドラゴンボール」の記事については、「ドラゴンボール」の概要を参照ください。
Weblioに収録されているすべての辞書から初代担当 鳥嶋和彦を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書から初代担当 鳥嶋和彦を検索
- 初代担当 鳥嶋和彦のページへのリンク