凶獣 姑獲鳥
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 22:55 UTC 版)
「ウルトラマンダイナの登場怪獣」の記事における「凶獣 姑獲鳥」の解説
第19話「夢幻の鳥」に登場。 中国で太古から「不吉な鳥」として語り継がれ、人の死や国の滅亡を予言するといわれる不吉の象徴とされる妖怪的怪獣。見た目は人間の姿をした鳥だが、鳥のような形をした頭部の中に人間の女性のような顔を持っている奇怪な姿をしている。その伝承の通り不吉な予言を告げ、不気味な笑い声を出す。その正体は電離層に住む悪意を持ったプラズマ生物。『ウルトラマンティガ』でガゾートIIも現れた宇宙発電所の超電導リングを襲撃する。電気エネルギーを自らのエネルギーに変えるプラズマの塊であるため、ビーム攻撃を吸収して無効化することができる。ガッツイーグルα号、γ号と交戦した際は、ナカジマの提案したアンチプラズマ弾を受け一時撤退。その次の登場ではアンチプラズマ弾はおろかダイナのソルジェント光線をも吸収。両手からプラズマエネルギー光弾や全身から発生させた雷を放出したりと善戦するが、ダイナ・ミラクルタイプのネイチャーコントロールで放った落雷を吸収されてエネルギーに変えられ、最後はレボリウムウェーブ アタックバージョンに敗れる。 前述のプラズマエネルギー光弾の威力は極めて強力であり、マシン・ゼレットのバリヤーで防がれても持ち前のプラズマの影響で行動不能に陥らせるほど強い。また、アスカのガッツイーグルα号が偵察に向かった際は、そのすれ違いざまに地震によるプラズマエネルギーを吸収するために、普段隕石孔周辺や断層沿いにあるはずの地震で岩盤がずれた際に摩擦熱で生じる「地震の化石」とも呼ばれるシュードタキライトを振り撒く(鳥や人間で言えば、食事の後の食べ腐しか、あるいは用済みのごみに近い)。 第46話では、黒い宇宙植物の作り出した謎の怪獣軍団として登場している。 スーツアクター:三宅敏夫 声:河島順子 妖怪の姑獲鳥(うぶめ)については姑獲鳥を参照。 電離層に住む生物であるが、『ウルトラマンティガ』に登場したクリッターとは別種の存在である。打ち合わせ段階ではガゾートIIIを登場させるという案も存在したが、クリッターが既に地球を去っているため再登場は難しいと判断され見送られた。 タイトルでは「コカクチョウ」とクレジットされている。 造形物はスーツのほか、飛行人形が用意された。 デザインは丸山浩による。口の中には日本人形の顔をデザインしている。
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