内谷_(さいたま市)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 内谷_(さいたま市)の意味・解説 

内谷 (さいたま市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/10 13:48 UTC 版)

日本 > 埼玉県 > さいたま市 > 南区 (さいたま市) > 内谷 (さいたま市)
内谷
内谷
内谷の位置
北緯35度49分58.63秒 東経139度38分19.22秒 / 北緯35.8329528度 東経139.6386722度 / 35.8329528; 139.6386722
日本
都道府県 埼玉県
市町村 さいたま市
南区
地域 浦和地区
人口
2017年(平成29年)9月1日現在)[1]
 • 合計 12,336人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
336-0034[2]
市外局番 048[3]
ナンバープレート 大宮

内谷(うちや)は、埼玉県さいたま市南区町名。現行行政地名は内谷一丁目から七丁目。住居表示実施地区[4]。かつては美谷本村美笹村や戸田町(現戸田市)に属する大字内谷であったが、その一部を旧浦和市に編入した経緯から両市に跨る地名となっている。もとは江戸期より存在したひとつの内谷村であった[5]郵便番号は336-0034[2]

地理

さいたま市南区南部の沖積平野に位置する。地区の東側で白幡、南側で戸田市美女木・美女木北、西側で松本、北側で曲本沼影と隣接する。すぐ北側に位置する曲本同様に東西に長い地域である。東部を東日本旅客鉄道(JR東日本)埼京線北戸田駅武蔵浦和駅間および東北新幹線上野駅大宮駅間、中央を埼玉県道79号朝霞蕨線、西部を国道17号新大宮バイパスおよび首都高速埼玉大宮線が南北に貫いている。全域が市街化区域に指定され[6]、武蔵浦和駅や北戸田駅は徒歩圏内で、都心へのアクセスの良さからマンションや戸建の住宅地が広がっている。戸田市美女木に近い南部では東京都が近いため出版関係の物流拠点が多かったが、次第に移転し、跡地に店舗や大規模マンションが建設されている。地内は専ら住宅地となっているが、「内谷1号生産緑地地区」[6]などの生産緑地地区も見られる。かつては水田地帯であった[7]

内谷一丁目のみ新大宮バイパスより西側に位置する。

河川

地価

住宅地の地価は、2022年令和4年)1月1日公示地価によれば内谷7-6-22の地点で23万6000円/m2となっている[8]

歴史

かつては武蔵国足立郡笹目領に属する内谷村であった[5]

  • 1959年昭和34年)4月1日 - 戸田町の旧美笹村北部の大字内谷・曲本の各一部、及び松本新田堤外が分離し、浦和市に編入され[9]浦和市大字内谷および浦和市の各大字となる。(戸田市に現在も大字内谷の一部が残っている)
  • 1976年(昭和51年) - 土地改良事業により大字内谷と大字沼影の各一部と大字曲本から西浦和一丁目〜五丁目が成立した[5][10](大字内谷・曲本の各一部から一丁目・二丁目[10]、大字内谷・曲本・沼影の各一部から三丁目[10])。しかし、1978年の住居表示実施により、曲本・沼影(一丁目)・四谷(一丁目)・内谷(四丁目〜七丁目)となり、2年たらずで廃止される。(古い地名を残す声が高まり後年の住居表示実施とともに消滅した)
  • 1978年(昭和53年)7月1日 - 住居表示実施により大字内谷と西浦和一丁目及び二丁目の各一部から内谷一丁目〜七丁目が成立[7][10](大字内谷から内谷一丁目〜三丁目、西浦和二丁目から内谷四丁目と六丁目、西浦和一丁目から内谷五丁目と七丁目[5])。大字内谷は消滅。
  • 1982年(昭和57年)4月1日 - 地内に浦和市立内谷中学校(現、さいたま市立内谷中学校)が開校する。
  • 2001年平成13年)5月1日 - 浦和市が、与野市大宮市と合併しさいたま市となり、さいたま市の町名となる。
  • 2003年(平成15年)4月1日 - さいたま市が政令指定都市に移行しさいたま市南区の町名となる。

世帯数と人口

2017年(平成29年)9月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

丁目 世帯数 人口
内谷一丁目 277世帯 654人
内谷二丁目 427世帯 980人
内谷三丁目 794世帯 1,752人
内谷四丁目 917世帯 2,044人
内谷五丁目 1,143世帯 2,765人
内谷六丁目 1,071世帯 2,440人
内谷七丁目 680世帯 1,701人
5,309世帯 12,336人

小・中学校の学区

市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[11]

丁目 番地 小学校 中学校
内谷一丁目 全域 さいたま市立田島小学校 さいたま市立田島中学校
内谷二丁目 全域 さいたま市立西浦和小学校 さいたま市立内谷中学校
内谷三丁目 全域
内谷四丁目 全域 さいたま市立沼影小学校
内谷五丁目 全域
内谷六丁目 全域 さいたま市立辻小学校
内谷七丁目 全域

交通

鉄道

東部を埼京線北戸田駅武蔵浦和駅間および東北新幹線上野大宮駅間が通るが駅はない。ただし、埼京線・武蔵野線武蔵浦和駅[8]および北戸田駅が徒歩圏内にある。

道路

寺社・文化財

  • 内谷氷川神社 - 桃山期の創建[7]。中世の土器が境内から出土する。
  • 真言宗智山派一乗院 - 佐々目地蔵堂として中世から地蔵堂があった[7]。市文化財の三千仏図がある。元は荒川の堤外に所在していたという。
  • 天台宗 東光寺
  • 恵日山 普門寺 - 足立坂東三十三観音霊場のひとつ
    • 福徳の板石塔婆

施設

二丁目
  • 松本二公園
三丁目
  • 浦和みひかり幼稚園
四丁目
  • 内谷四公園
五丁目
六丁目

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b さいたま市の人口・世帯(時系列結果)”. さいたま市 (2017年9月5日). 2017年9月20日閲覧。
  2. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2017年10月2日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2017年5月29日閲覧。
  4. ^ 住居表示実施地区一覧 (PDF)”. さいたま市 (2019年9月22日). 2019年12月14日閲覧。
  5. ^ a b c d 角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 139頁。
  6. ^ a b c d 角川日本地名大辞典 11 埼玉県』915頁。
  7. ^ a b 国土交通省地価公示・都道府県地価調査
  8. ^ 『わがまち浦和』 巻末付録(頁番号なし)。
  9. ^ a b c d 角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 652頁。
  10. ^ さいたま市立小・中学校通学区域一覧”. さいたま市 (2017年8月23日). 2017年9月20日閲覧。

参考文献

関連項目

外部リンク


「内谷 (さいたま市)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「内谷_(さいたま市)」の関連用語

内谷_(さいたま市)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



内谷_(さいたま市)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの内谷 (さいたま市) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS