公文書改ざん
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/08 09:00 UTC 版)
「鳥羽港防波堤工事公文書改ざん問題」の記事における「公文書改ざん」の解説
以下の理由から、情報公開請求19件に対して11件の文書を改ざんした。文書はシュレッダーにかけられたが、共有サーバの復元データ、およびバックアップファイル等から多くの資料が復元された。ただし2件については最終的に復元できなかった。 発注段階から事故繰越を前提に事業を進めていたのではないかと問われることを避けたかった。また、これに関連して中部地方整備局に起重機船のギアの故障を理由とする事故繰越の事前協議を行っていたことを隠す意図があった。 何社かから聴取りを行っているのに特定の業者とだけ何か関係があるように誤解されることを避けたかった。 今後計画されている鳥羽港二期工区の内容について出したくなかった。 開示請求者が何を意図して、鳥羽港にかかる事業の文書公開を求めてきたのかわからず不安になり、開示に対して必要以上に慎重になった。 通常、情報公開請求を行った場合、個人情報に関わるなどの理由で、公開された公文書の一部が黒塗りの「不開示」となることはあるが、その場合、請求者は第三者機関に不服申し立てができる。しかし、このケースのように文書そのものを修正してしまうと、そもそも改ざんの事実を見抜くことが極めて難しい。 改ざんの状況番号開示決定書類書換え等の有無(1) H20鳥羽港港湾改修交付申請ヒアリング〔第1回) H20. 5.27 無 (2) 平成20年度鳥羽港改修(地方)交付決定についてL H20. 7. 3 無 (3) H20鳥羽港港湾改修交付申請打ち合わせ H20. 7.16 有 (復元不可) (4) 平成20年度鳥羽港改修事業交付申請ヒアリング H20. 7.23 無 (5) 鳥羽港打ち合わせ(平成20年10月15日) H20.10.15 有 (復元不可) (6) 鳥羽港港整備交付金運用について打ち合わせ H20.11.13 有 (7) 平成21年度交付申請ヒアリング及び平成20年度鳥羽港改修変更認可について H21. 3.25 有 (8) 鳥羽港港湾改修事業における防波堤(東)ケーソン工事について H21. 7.14 有 (9) 鳥羽港打合せ(調整函発注) H21. 7.16 有 (10) 鳥羽港調整函発注検討について H21. 7.27 有 (11) 中部地整からの資料要求への対応について(鳥羽港佐田浜) H21. 8.19 無 (12) 鳥羽港港整備交付金の延伸について H21.10. 8 有 (13) 鳥羽港港i整備交付金翌債承認について(供覧) H21.12.17 無 (14) 鳥羽港海岸事業に関する事業期聞の確認及び改善の見通しについて H21.12.18 無 (15) 打合せ記録 H22. 2.12 有 (16) 打合せ記録 H22. 2.18 無 (17) 打合せ記録 H22. 2.25 無 (18) 打合せ記録 H22. 2.25 有 (19) 復命書(打合せ記録) H22. 3. 4 有 (1)から(14)は平成24年1月 6日 情報公開請求 (15)から(19)は平成24年1月30日 情報公開請求 書き換えなど有:11件、なし:8件
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