公文書による沿革
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/02 01:45 UTC 版)
公文書中では「入間川水泳場臨時停留場開設の件」などの名称で簿冊に収録されており、図面がない以外は営業形態や開設期間などを追うことが可能である。 これによると開業は1934年7月10日のことで、水泳に訪れる人への便宜を図るために池袋起点33.7km地点、現在の入間川橋梁の東詰に「入間川」の名称で開設されている。なおこの場所はかつて短期間終端駅だった田面沢駅とほぼ同地点にあたる。この年の営業期間は7月10日から8月30日までであった。 その後、当駅は毎年夏になると開設されるようになり、期間も多少の変動はあったものの7月下旬から8月末の営業とされた。1936年までは「入間川」の名称での開設であったが、1937年から1942年までは「入間川水泳場」の名称で開設された。ただし、1941年は一旦「入間川」に戻っている。 このように例年開設となった当駅であるが、1942年7月20日から8月31日に開設されたのを最後に開設されなくなり、ぷっつりと姿を消してしまう。 廃止に関しては全く文書が残されていないため、いつどんな経緯をたどったか不明であるが、最終営業日の1942年8月31日が事実上の廃止と考えられる。
※この「公文書による沿革」の解説は、「入間川水泳場駅」の解説の一部です。
「公文書による沿革」を含む「入間川水泳場駅」の記事については、「入間川水泳場駅」の概要を参照ください。
- 公文書による沿革のページへのリンク