公文書の保存
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/09 08:46 UTC 版)
ヨーロッパでは都市に公文書館があり、昔の文書(閣僚の指示メモさえも)が大事に保存されているが、日本では長い間公文書の保存に対する意識が薄かった。公文書館で文書の整理保存を担う専門職をアーキビストと呼ぶが、日本ではこのアーキビストの制度の法制化もなされていない。特に情報公開法が制定されてから、官庁では文書を後に残すよりも廃棄に力が注がれているようで、国立公文書館に移管される公文書が減ってきていると言われる[誰によって?]。貴重な歴史資料が失われてしまうことに危機感を持つ研究者[誰?]も多い。各種政策、法令の制定プロセスが歴史の闇に葬られることになり、後世の法学的・行政学的に法令や政策を検証する際にも支障が生じる懸念が指摘されている。
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