治水への疑問点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/22 09:27 UTC 版)
1982年(昭和57年)7月24日の豪雨により「路木地区」で約100棟の床上浸水被害があったとされ、これがダム建設の理由の一つとなっているが、路木川流域には人家は数戸しかない。「公文書の保存年限を越えた」として被害に関する記録が失われており、被害を受けた地域の詳細や規模が特定出来なくなっている。 反対派は「路木地区」は路木川とは山を挟んでおり浸水が発生することはあり得ず、聞き取り調査でも浸水被害は無かったとしている一方で、県側の聞き取り調査では被害を受けた場所もあったとしている。 なお、2000年に熊本県が作成した計画書にある1982年の床上浸水100棟は、他所の川流域を含む町全体の被災数である。 また、2008年度の公共事業再評価監視委員会での事業説明の際に、水害被害の写真として路木川ではない写真が使用されていた。県側は「昔から引き継がれてきた写真を調査すること無く使用していた」として訂正・謝罪を行なった。しかしこうしたことが「ダム建設の必要性が無い」と主張する反対派の疑念を深める結果となっている。
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