治水ダム化
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2007年(平成19年)8月、淀川水系の河川事業について諮問を行う「淀川水系流域委員会」は余野川ダムを除く4ダムについて事業継続を容認する姿勢を表明した。これに伴い国土交通省近畿地方整備局は大戸川ダムや丹生ダムの事業凍結を解除し、建設に向けて動き出すことになった。この中で大戸川ダムは滋賀県の要望に沿った形で事業が変更となった。従来の特定多目的ダム事業から治水に目的を限定した治水ダム事業へと大幅に事業を縮小する方針を打ち出した。 淀川水系河川整備計画に記載される新しい大戸川ダムは現在全国各地で盛んに建設され始めている流水型ダム、いわゆる穴あきダム(国土交通省では「治水専用ダム」と称している)であって普段は全く貯水しないダムとなる。国土交通省直轄ダムでは立野ダム(熊本県・白川)・足羽川ダム(福井県・部子川)で取り入れられている手法であるが、大戸川ダムも穴あきダムとして建設が決定された。このためダムの規模や貯水容量を含め、変更が生じることになる。
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