光触寺 (鎌倉市)とは? わかりやすく解説

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光触寺 (鎌倉市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/08 18:39 UTC 版)

光触寺(こうそくじ)は、神奈川県鎌倉市十二所に所在する時宗の寺院で、山号は岩蔵山、院号を長春院という。創建弘安元年(1278年)で、開山は作阿上人、開基一遍上人と伝えられている[3]本尊阿弥陀三尊で、中尊の阿弥陀如来像は頬焼阿弥陀(ほおやきあみだ)として知られる。


注釈

  1. ^ 鎌倉市文化財総合目録第四巻では建保3年(1215年)とする[4]
  2. ^ 異同の例として、万歳法師ではなく童女が登場し、「くつわの水つき」ではなく銭で火印が押される点や、局や法師ら関係者が念仏により往生するところまでの展開が「弥陀ノ利益事」には収録されていない点などが挙げられる[8]
  3. ^ 新編鎌倉志 巻之二を典拠に、藤觸山(藤触山)と記述する文献もある[12][1][13]が誤りである。
  4. ^ 断りのない限り、この段落は鎌倉市史 社寺編(1967: 440)による。
  5. ^ 寺縁起では1897年(明治30年)の移転とする[17]
  6. ^ 新編鎌倉志 巻之二「鹽甞地藏」項では、この逸話に類似する石仏伝説が中国京兆府鄠(現在の陝西省西安市鄠邑区)に伝わっている旨が指摘されている。

出典

  1. ^ a b 『鎌倉古社寺辞典』吉川弘文館、2011年7月10日、22-24頁。ISBN 978-4-642-08060-6 
  2. ^ 社会保障・税番号制度 国税庁法人番号公表サイト”. 5 3月 2024閲覧。
  3. ^ 槇野修、山折哲雄『鎌倉の寺社122を歩く』PHP研究所PHP新書〉、2013年3月20日、79-80頁。ISBN 978-4-569-81035-5 
  4. ^ 鎌倉市教育委員会「光触寺本堂」『鎌倉市文化財総合目録』 四 建造物篇、同朋舎、1984年。ISBN 978-4-8104-0582-8NCID BN00201303 
  5. ^ a b 川尻祐治 編『関東古寺の仏像』久野健 監修、芸艸堂、1976年11月1日、102頁。ISBN 978-4-753-80013-1 
  6. ^ 大野雅弘 編『鎌倉の古寺』日本交通公社出版事業局JTBキャンブックス〉、1996年2月1日、54-56頁。ISBN 978-4533024252 
  7. ^ a b c 後藤正吉「古都鎌倉を訪ねる 33〈時宗寺院を巡る〉」『かながわ風土記』 356巻、丸井図書出版、2007年3月、74-76頁。 NCID AN00371666 
  8. ^ 加美, 甲多『頬焼阿弥陀縁起と沙石集』2020年3月20日。doi:10.14988/00027189NAID 120006998546国立国会図書館書誌ID:030374846https://doshisha.repo.nii.ac.jp/records/27197 
  9. ^ 三山進 著「鎌倉の絵巻」、三浦勝男 編『鎌倉国宝館図録』 第五集、鎌倉市教育委員会 鎌倉国宝館、1985年9月30日(原著1955年9月30日)、33-34頁。 NCID BN09178798 
  10. ^ a b c 『十二所地誌新稿』十二所文化部同人、1980年5月1日、8-10,46-53頁。 NCID BB00371262 
  11. ^ 鎌倉市史編纂委員会、亀井高孝 編『鎌倉市史 社寺編』吉川弘文館、1967年10月31日(原著1959年10月20日)、440頁。 NCID BN0685260XNDLJP:3013447/440 
  12. ^ 勝見正成『鎌倉社寺重宝一覧』鎌倉同人会、1918年1月13日、19頁。 NCID BB06392629NDLJP:943932/17 
  13. ^ 涌田佑『新編鎌倉事典』文芸社、2011年9月、114頁。ISBN 978-4-2861-0796-7 
  14. ^ 三浦勝男 編「鎌倉の古絵図I」『鎌倉国宝館図録』 第十五集、鎌倉市教育委員会 鎌倉国宝館、1992年11月1日(原著1968年3月30日)、48-64頁。 NCID BN09178798 
  15. ^ 『鎌倉の神社 小事典』吉田茂穂 監修、かまくら春秋社、2011年1月27日。ISBN 978-4-7740-0205-7 
  16. ^ 鎌倉市教育センター 編『鎌倉子ども風土記』(第13版)鎌倉市教育委員会、2009年3月31日、65-66頁。国立国会図書館書誌ID:033224656 
  17. ^ 【塩嘗地蔵】 - 光触寺について - 【公式】時宗 岩蔵山 光触寺”. 2024年1月5日閲覧。
  18. ^ 奥富敬之『鎌倉史跡事典』新人物往来社、1997年3月15日、117頁。ISBN 4-404-02452-5 
  19. ^ 清泉女学院郷土研究部『鎌倉』 25号、鎌倉文化研究会、1975年12月20日、60-66頁。 NCID AN10261110 
  20. ^ 後藤正吉「古都鎌倉を訪ねる 20〈地蔵信仰と鎌倉の地蔵像〉」『かながわ風土記』 343巻、丸井図書出版、2006年3月、81頁。 NCID AN00371666 
  21. ^ a b c 鎌倉市教育委員会事務局社会教育課文化財保護係 編『鎌倉の指定文化財目録』(1972年版)鎌倉市教育委員会、1972年3月30日、9-10頁。 
  22. ^ 鎌倉市内指定文化財一覧 2 絵画” (PDF). 鎌倉市役所 (2020年2月18日). 2024年1月5日閲覧。
  23. ^ 『鎌倉の寺 小事典』吉田茂穂 監修、かまくら春秋社、2011年12月30日、89頁。ISBN 978-4-7740-0173-9 
  24. ^ 中尾堯 編『古寺巡礼辞典』東京堂出版、1973年8月10日、74頁。ISBN 978-4490105315 


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