無住とは? わかりやすく解説

む‐じゅう〔‐ヂユウ〕【無住】

読み方:むじゅう

人が住んでいないこと。また特に、寺に住職がいないこと。また、その寺。「—の庵」「—の寺」

仏語心の中一切束縛断ち切ったとらわれのない状態。


無住

読み方:ムジュウ(mujuu)

寺に住職のいないこと。


むじゅう 【無住】

沙石集』の著者。→ 沙石集

むじゅう 【無住】

仏教用語停滞しない意で、大乗菩薩生死世界とどまらず常に衆生救済のために働き続けるから、その境涯を無住涅槃とか無住処涅槃とかいう。

無住

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/24 15:03 UTC 版)

無住(むじゅう、嘉禄2年12月28日1227年1月17日)- 正和元年10月10日1312年11月9日))は、鎌倉時代後期の僧。字は道暁、号は一円。宇都宮頼綱の妻の甥。臨済宗の僧侶と解されることが多いが、当時より「八宗兼学」として知られ、真言宗律宗の僧侶と位置づける説もある他、天台宗浄土宗法相宗にも深く通じていた。


  1. ^ 森浩一他『地域学から歴史を読む』(大巧社、2004年) ISBN 4-924899-57-7 p.53(大隅和雄『沙石集』の世界より)には、承久3年(1221年)12月28日に生まれたとする。
  2. ^ 同『地域学から歴史を読む』 p.53.
  3. ^ 同『地域学から歴史を読む』 pp.65 - 66.釈迦の教えは8万4千もあり、その中から浅はかな人間の知恵で一つだけ選び、あとのものは捨てるといった考えを好まなかったとも(p.66)。
  4. ^ 同『地域学から歴史を読む』 pp.61 - 62.
  5. ^ 同『地域学から歴史を読む』 pp.53 - 54.
  6. ^ 同『地域学から歴史を読む』 p.59.


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「無住」の例文・使い方・用例・文例

  • 無住の寺
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