無住心剣流の道統
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/21 14:09 UTC 版)
夕雲の門人、小田切一雲(小手切一雲、空潤)は夕雲の思想をさらに徹底し、怒りを忘れ、私利私欲を離れた柔和・無拍子の哲理とした。合わせて師夕雲の体系を「夕雲流剣術書」や「天真独露」として文章化を行った。小田切一雲の門人、高田能種(源左衛門)は「神之信影流」を起こし、高田の門人、山森俊勝(喜兵衛)以降は山森氏によって代々加賀藩で継承された。同じく、真里谷義旭(円四郎)も一雲の門人として傑出した一人で、俗に「真里谷流」と呼ばれた。 また、井鳥為信(巨雲、のちに道島調心)は、樋口元雲に弘流を学ぶとともに、一雲の無住心剣を参照して雲弘流を起こしたとされる。 兵法家の白井亨は無住心剣に心酔し、それを体現できたと伝えられている。
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