先行上映版・ビデオソフト版・テレビ放送版の差異
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「宇宙戦艦ヤマト2199」の記事における「先行上映版・ビデオソフト版・テレビ放送版の差異」の解説
本作の第一章から第六章は劇場での先行上映→ビデオソフト発売→テレビ放送という順番で発表され、第七章では、先行上映→テレビ放送→ビデオソフト発売の順番である。各版で内容や構成に若干の差異がある。特に第七章では制作の都合から差異が生じている。 先行上映版 冒頭にOPとしてささきいさおが歌う「宇宙戦艦ヤマト」のショートサイズが流れた後、本編2話分(第一章)ないし本編4話分(第二章以後)を連続して上映し、その後に各章のEDテーマのフルサイズが流れ、最後に次章の予告映像で締めくくる構成となっている。また、第二章以降はOPの前に前章までのダイジェスト映像が挿入される。 ビデオソフト版 各話ごとにOPとEDのショートサイズと各話次回予告が流れる、通常のテレビ放送に近い構成となっている。発売が先行上映開始とほぼ同時で、昨今のテレビアニメ作品にみられるビデオソフト版での修正・追加点などはなく、本編の素材は先行上映版と全く同じである。なお、地球滅亡までの日数は、この各話の次回予告でしか聞けない。 テレビ放送版 本編はほぼビデオソフト版のままであり、そこで見過ごされたミス部分も修正されていないが、女性陣の性的な箇所には修正が施されている。また、テロップをより詳細に記述する変更が加えられている。 構成はビデオソフト版に準拠するが、OPおよびEDは先行上映版やビデオソフト版とは異なるものに差し替えられており、特に放送枠のスポンサーの関係から後期OPとEDはSMEレーベルの楽曲となっている。また、第3話からはアバンタイトルが追加される一方で次回予告が省略されているほか、放送時間枠の制約によりカットされているシーンも少なからずあり、特に第20話で顕著となっている。EDがカットされ、本編ラストにEDテーマとクレジットを被せている回も存在する(第20話・最終話)。 第七章について、先行上映版では、内容のクオリティ維持のために第25話の一部内容がカットされ、時間にして約7分を短縮して上映することになり、その後のテレビ放送版でカットされていた分が公開された(ただし、冒頭が30秒ほどカットされている。また、最終話も冒頭がカットされた)。しかし、テレビ放送版でも既存の映像の修正等は行われておらず、新規の映像部分にも同話内及び他話からの使い回しが散見された。その後に発売されたビデオソフト版では、多数の作画修正点や新規映像の追加があるほか、冒頭に1分強の完全新規の内容が追加されている。また、先行上映版・「第七章 BD・DVDバージョン」上映会版とビデオソフト版・テレビ放送版では第24話部分でイスカンダルからヤマトが発進するシーンのバックにかかる曲が違っており、前者では「元祖ヤマトのテーマ」、後者では「地球を旅立つヤマト」である。 再放送版 2014年4月からTOKYO MXとBS11で再放送されているものは、2013年のテレビ放送版からMBSやSMEの関係者の名前を削除し、OP・EDともにランティスレーベルの楽曲に差し替えている。アバンはなく、次回予告は毎回放送されている。本編素材自体は2013年のテレビ放送版のものを使用しているため、第七章(第23話〜最終話)の本編も作画修正が行われていないバージョンとなっている。テレビ放送版としてはこれが決定版の模様で、テレ玉放映時もこの再放送版が使用されている。
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