余震の発生確率
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 04:28 UTC 版)
「東北地方太平洋沖地震の前震・本震・余震の記録」の記事における「余震の発生確率」の解説
気象庁は「余震の発生確率」として2011年3月13日からM7.0以上の地震が3日以内に発生する余震発生確率を発表した(3月14日からは同じ意味としながらも、表現がわかりにくいという指摘があるとして最大震度5強以上と表現を修正)。なお、地盤の悪いところや余震が内陸や沿岸部で発生した場合、震度は大きくなることがあるとしている。 3月13日10時から3日以内 - 70% 3月14日14時から3日以内 - 40% 3月15日15時から3日以内 - 40% 3月16日12時から3日以内 - 40% 3月17日15時から3日以内 - 40% 3月18日15時から3日以内 - 30% 3月21日15時から3日以内 - 20% 3月22日12時から3日以内 - 20% 3月23日12時から3日以内 - 20% 3月24日12時から3日以内 - 20% 3月25日12時から3日以内 - 20% 3月28日12時から3日以内 - 20% 3月29日15時から3日以内 - 10% 3月31日15時から3日以内 - 10% 4月03日15時から3日以内 - 10% 4月06日15時から3日以内 - 10% 4月09日15時から3日以内 - 10% 4月12日15時から3日以内 - 10% 4月15日15時から3日以内 - 10% 4月18日15時から3日以内 - 10% 4月21日15時から3日以内 - 10% 4月24日15時から3日以内 - 10%未満 4月28日 - 余震は次第に少なくなり、全体としてM7以上の余震の可能性は次第に少なくなってきているが、今後もまれに大きな余震が起こることがあると発表した。この発表では4月24日までと異なり余震発生確率を伴っていない。 2011年3月11日のM9.0の地震がなかったとした場合、平常の東北から関東沿岸でM7以上の地震が3日以内に発生する確率は0.2%程度。確率70%は平常時の約350倍、50%では約250倍となる。 なお、気象庁では2015年7月2日までのM7.0以上の余震は9回(2011年3月13日以降では6回)、最大震度5強以上の余震は21回(2011年3月13日以降では18回)としている。 また、2011年11月15日から同年12月14日でM7.0以上の余震が発生する確率は、気象庁は15.1%と発表した。 東北地方太平洋沖地震の発生から10年経過したことを区切りとし、一般的には余震である事を認識出来かねるとして、また、余震か否かの判断が困難になってきたことから、2021年3月20日に発生した宮城県沖を震源とするM6.9の地震を最後に、気象庁は同年4月1日以降に余震域で発生した地震を余震と表現することを取り止めることを決定した。 詳細は「東北地方太平洋沖地震#余震の表現を取りやめ」を参照
※この「余震の発生確率」の解説は、「東北地方太平洋沖地震の前震・本震・余震の記録」の解説の一部です。
「余震の発生確率」を含む「東北地方太平洋沖地震の前震・本震・余震の記録」の記事については、「東北地方太平洋沖地震の前震・本震・余震の記録」の概要を参照ください。
- 余震の発生確率のページへのリンク