余震域外での地震活動の活発化とは? わかりやすく解説

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余震域外での地震活動の活発化

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/01 16:06 UTC 版)

熊本地震 (2016年)」の記事における「余震域外での地震活動の活発化」の解説

4月16日1時25分の熊本県熊本地方地震(Mj7.3)以降熊本県阿蘇地方阿蘇山北東側)および大分県中部別府市から由布市付近)においても地震活動活発化した。熊本県阿蘇地方震源とするものでは、最大でMj5.9、最大震度6強を観測したまた、大分県中部では熊本地方のMj7.3の直後同時刻)にM5.7前後地震発生して最大震度6弱観測しその後地震活動続いた大分県中部地震活動別府-万年山断層帯付近において発生している。 気象庁は、熊本県阿蘇地方大分県地震について熊本地方における一連の地震震源域からは離れており、別の地震活動見ている。一連の地震九州中部北東から南西にかけて広がる別府‐島原地溝帯沿って発生しており、東京大学平田直や名古屋大学山岡耕春などの専門家らは、熊本県阿蘇地方大分県地震について本震 (Mj7.3) による誘発地震である可能性指摘している。東北大学教授遠田晋次は、本震断層運動によって周辺地域での急激な応力変化起きた周辺地域の力のバランス崩れた)ことにより、阿蘇地方大分県地震発生した推定している。また、益城町布田川断層帯日奈久断層帯交差する地点位置し2度激震襲われる原因ともなった遠田によればこのような地震の誘発科学的に特に異常な現象ではないという。なお別府‐島原地溝帯では、南北方向引っ張る力がはたらいており、一連の地震活動発生した地震多くも、南北方向張力軸を持つ横ずれ断層型であった防災科学技術研究所気象庁発表によると、4月16日未明本震発生32秒後、大分県由布市付近)を震源とするM5.7前後地震発生していたとみられる大分県由布市九重町で、本震揺れ始まった後、観測点付近発生した別の地震によるとみられる、より大きな揺れ観測されていた。本震の際に由布市では震度6弱激し揺れ観測したが、これは本震誘発地震揺れ重なった結果で、誘発地震なければ震度4程度だったと考えられるという。

※この「余震域外での地震活動の活発化」の解説は、「熊本地震 (2016年)」の解説の一部です。
「余震域外での地震活動の活発化」を含む「熊本地震 (2016年)」の記事については、「熊本地震 (2016年)」の概要を参照ください。

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