佐伯部とは何？わかりやすく解説 Weblio辞書

佐伯部

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/05/03 02:06 UTC 版)

佐伯部（さえきべ）は古代日本における品部の1つであるが、ヤマト王権の拡大過程において、中部地方以東の東日本を平定する際、捕虜となった現地人（ヤマト王権側からは「蝦夷・毛人」と呼ばれていた）を、近畿地方以西の西日本に移住させて編成したもの。

^ 景行天皇紀51年8月条。
^ 仁徳天皇紀38年7月条。
^ 『釈日本紀』（述義第7）所引の矢田部公望の「私記」に「其毛人等。旦夕叫咷。其声厳厲。故倭姫号為佐祁毗」と載せる。
^ 『岩波古語辞典』1974年。
^ 志田諄一『古代氏族の性格と伝承』（増補版）、雄山閣、1972年。但し、志田自身も指摘するように、「騒ぐ」は「さわぐ」であって「さはぐ」ではないのが弱点である。
^ 司馬遼太郎『空海の風景』「人が異語を使う場合、騒（さえ）ぐようにきこえる。佐伯とは「さえぎ」のことだという解き方に自然な感じをおぼえる。」

「佐伯部」の続きの解説一覧

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「佐伯氏」の記事における「佐伯部」の解説

佐伯氏は品部である中央の佐伯部を管掌しており、地方の佐伯部は佐伯直が管掌した。

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