伝承の内容とは? わかりやすく解説

伝承の内容

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/26 22:16 UTC 版)

くねくね」の記事における「伝承の内容」の解説

くねくね」とは田や川向こうなどに見える白または黒のくねくね動く存在であり、その正体を知ると精神異常をきたす、とされている。ネット上でくねくねについて言及され最初投稿とされるのは次のような話である。 これは私の弟から聞いた話であり、弟の友達A君実体験である。A君彼の兄と一緒に母の田舎遊び行った。外は晴れていて田んぼが緑に生い茂っている頃。A君お兄さんが窓から外を見ていると真っ白な服を来た人がいて、人間とは思えないような動き方くねくね踊り始めたA君お兄さんも、最初はそれが何なのかわからなかったが、やがてお兄さんわかったらしい。しかしA君が「お兄ちゃん、あれは何なの。わかったなら教えて」と聞くと「わかった。でもわからない方がいい」と、答えてくれなかった。今でもA君にはわからないという。私は「お兄さんもう一度聞けばいいじゃないと言うと、弟が答えるには「A君お兄さん、今、知的障害になっちゃってるんだよ」 —(伊藤 2008)より抄録 その後、この話を改変して2ちゃんねる投稿された話では、兄が正体悟った場面以降次のようになっている。 すると、急に兄の顔に変化生じたみるみる真っ青になっていき、冷や汗だくだく流してついには持ってる双眼鏡落とした。僕は、兄の変貌ぶりを恐れながらも、兄に聞いてみた。『何だったの?』兄はゆっくり答えた。「わカらナいホうガいイ……」すでに兄の声ではなかった。兄はそのままヒタヒタと家に戻っていった。 — (伊藤 2008)および(佐々木 2014, pp. 223225)より引用 僕は兄が落とした双眼鏡拾い見ようとするが、兄の変化見たので覗く勇気出ないその時祖父駆けつけてきて「あの白いものを見てはならん。お前、見たのか」と迫り、まだ見ていないと答えると安心してその場泣き崩れた家に帰ると皆が泣いている中で兄だけが狂ったように笑いながらあの物体ようにくねくねと乱舞していた。 祖母がこう言った「兄はここに置いといた方が暮らしやすいだろう。あっちだと狭いし、世間のことを考えた数日も持たん… うちに置いといて、何年経ってから、田んぼ放してやるのが一番だ…」。僕はその言葉聞き大声泣き叫んだ。 — (佐々木 2014, pp. 223225)より引用 —(佐々木 2014, pp. 223225)より抄録引用 一般にくねくね」の伝承について次のような要素語られている。 色は白い。稀に黒いくねくね(らしきもの)を見たという話もある 。 人間とはかけ離れた動きで体をくねらせる夏の水田や川原など水辺目撃されることが多い 。 くねくね遠くから眺め程度では問題は無いが、詳細見え、それが何者であるかを理解すると、途端に精神に異常を来たす 。

※この「伝承の内容」の解説は、「くねくね」の解説の一部です。
「伝承の内容」を含む「くねくね」の記事については、「くねくね」の概要を参照ください。

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