伝承の中の聖ヒッポリュトス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/01 03:53 UTC 版)
「ヒッポリュトス (対立教皇)」の記事における「伝承の中の聖ヒッポリュトス」の解説
殉教者としてのヒッポリュトスの事績は、13世紀にヤコブス・デ・ウォラギネ『黄金伝説』で書かれたことしか知られていない。その中ではギリシアの著作家であったヒッポリュトスはローマの皇帝に仕えた軍人だったことになっており、任務として牢に監禁していた聖ラウレンティウスによってキリスト教徒にされたという。殉教した聖ラウレンティウスの遺体を埋葬した後、皇帝デキウスの追及を受け、256年頃に荒馬の首に足を縛りつけられ、長いこと茨やアザミの野を引きずり回された末に絶命したことになっている。 画像では殉教の場面か軍人の姿であらわされ、ヒッポリュトスの拷問に使われたとされる棍棒・鉄櫛・繩、さらに槍と棕櫚が聖人としての持ち物となる。
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