他社との業務提携や企業買収と売却による事業の再編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 01:36 UTC 版)
「エイチ・ツー・オー リテイリング」の記事における「他社との業務提携や企業買収と売却による事業の再編」の解説
2009年10月に百貨店事業の物流業務を中心に事業を展開していた子会社の江坂運輸と阪神運送の全株式をファッション物流などのノウハウを持つセンコーに売却して同事業から撤退した。 国際会計基準(IFRS)の強制適用や消費税率の引き上げなどの環境変化に対応して必要になるPOS(販売時点情報管理)システムや商品仕入れシステムなどの次世代の情報システムを共通化して構築し、1社数十億円とされる設備投資負担の軽減を図ることを目的に2011年8月10日に近鉄百貨店との情報システムに限定して業務提携を開始した。 2011年8月11日にキャス・キャピタル系の投資ファンドが保有する57.17%全株を買収する応募契約を締結してそば・ うどん店を運営する家族亭への株式公開買い付け(TOB)を発表し、同年9月9日に株式公開買い付け(TOB)の成立が発表して同月14日付で連結子会社として外食産業に本格的に参入した。 その一方で2012年3月29日に商業施設の空きスペースなどでワゴンを利用した物販を展開していた子会社のエイチディ・プランニング・ウエストを南海電気鉄道に売却して同事業から撤退することを発表し、神戸阪急の閉店に伴って同店の隣接地で営業している神戸モザイクを運営するタクトの発行済み株式の40%の保有株全てを2012年4月1日付で三菱倉庫に譲渡して神戸ハーバーランドから撤退するなど子会社の売買を含めた事業再編が進められている。 2014年6月1日には、イズミヤと経営統合した。2016年1月28日、グループの再編が発表され、グループでスーパーマーケットなどの食品事業を担う阪食とイズミヤを中間持株会社のもとで一体化することとなった。同年4月1日付で阪食は株式移転により中間持株会社となる株式会社エイチ・ツー・オー食品グループを設立。同年6月1日に、阪食は持株会社機能をエイチ・ツー・オー食品グループに会社分割して、スーパーマーケット経営を主とする企業となり、株式会社阪急オアシス(2代目)に商号変更した。同時にイズミヤの子会社であったサンローリー、デリカ・アイフーズ、カナートもエイチ・ツー・オー食品グループの子会社となっている。同年7月1日にはイズミヤ本体も会社分割を行い、スーパーマーケット事業を継承した(新)イズミヤはエイチ・ツー・オー食品グループの子会社となった(旧イズミヤはエイチ・ツー・オー アセットマネジメントに商号変更)。
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