仁別とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 地名 > 仁別の意味・解説 

仁別

読み方:ニベツ(nibetsu)

所在 北海道北広島市


仁別

読み方:ニベツ(nibetsu)

所在 秋田県秋田市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

〒061-1267  北海道北広島市仁別
〒010-0824  秋田県秋田市仁別

仁別

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/14 14:27 UTC 版)

日本 > 秋田県 > 秋田市 > 仁別
仁別
太平山リゾート公園
仁別
仁別の位置
北緯39度48分24.8秒 東経140度15分58.42秒 / 北緯39.806889度 東経140.2662278度 / 39.806889; 140.2662278
日本
都道府県 秋田県
市町村 秋田市
人口
2020年(令和2年)10月1日現在)[1]
 • 合計 124人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
010-0824
市外局番 018[2]
ナンバープレート 秋田

仁別(にべつ)は秋田県秋田市にある大字である。郵便番号は010-0824。住居表示未実施地区。2009年から2019年までの10年間での人口増減率が-26.7%で秋田市内67地区中最低を記録し[3][4]、最も過疎化が進行している地区になっている。

地理

秋田市の北東部、旭川の最上流部に位置する。太平山の山頂を含む秋田市奥地の山林地帯のうち、旭川及びその支流の流域の多くが仁別に属し、仁別国有林を含む広大な領域を持つ。集落は旭川治水ダムの直下、旭川と仁別沢が合流する付近に存在する。南部に太平山リゾート公園が造成されており、秋田市植物園やクアドーム・ザ・ブーン、太平山スキー場オーパスなどがある。仁別林道を辿った奥は「仁別国民の森」に指定されており、仁別森林博物館がある。更に奥には旭又園地(旧キャンプ場)があり、太平山登山コースの入口となっている。

西は上新城白山、南西は山内、南は太平八田太平黒沢、南東は河辺三内、東は上小阿仁村沖田面、北は五城目町馬場目に接する。

小字

14の小字が設置されている。

  • 字粟畑台(あわはただい)
  • 字家ハヅレ(いえはづれ)
  • 字大台(おおだい)
  • 字川反押田(かわばたおしだ)
  • 字小水沢(こみずさわ)
  • 字作兵エ沢(さくべえさわ)
  • 字蛇馬目沢(じゃまめさわ)
  • 字堂ノ下(どうのした)
  • 字中島(なかじま)
  • 字マンタラメ(まんたらめ)
  • 字水沢(みずさわ)
  • 字水沢尻(みずさわしり)
  • 字務沢(むさわ)
  • 字吉ケ沢(よしがさわ)

河川

  • 旭川
    • 仁別沢
    • 砥沢
    • 大杉沢
    • 軽井沢
      • 一の沢
      • 二の沢
      • 三の沢
      • ムラスギ沢
      • 四の沢
    • 赤倉沢
      • 篭沢
      • ガラ沢
    • 旭又沢
      • 矢源沢
      • 弟子還沢
      • 御手洗沢

歴史

旭川の下流にあたる山内の補陀寺や藤倉山など、中世の宗教遺構に関連して、仁別も古くから存在した集落と考えられている[5]菅江真澄は布帝山西勝寺や戸沢殿柵跡を記録している[5]

江戸時代には久保田藩領で、田地は少なく林業を主としており、良質の杉を産したことから一部が藩の御囲山とされていた[6]。切り出した材木は川に流して運搬し、泉村の役所で引き上げていた[6]

沿革

字域の変遷

地区内で区画整理・住居表示実施などに伴う字名・町名の変更は行われていない。

世帯数と人口

2020年(令和2年)10月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

小字 世帯数 人口
仁別字粟畑台 8世帯 22人
仁別字家ハヅレ 7世帯 16人
仁別字大台
仁別字吉ケ沢
6世帯 12人
仁別字堂ノ下
仁別字マンタラメ
10世帯 24人
仁別字中島 19世帯 50人
50世帯 124人

交通

鉄道

かつては仁別森林鉄道で、沿線住民の利便のために旅客列車も走っていたが、現在地区内に鉄道路線は通っていない。最寄り駅は中通七丁目にあるJR東日本奥羽本線羽越本線秋田新幹線秋田駅

バス

  • 秋田中央交通
    • 系統350|仁別リゾート公園線(臨海営業所・クアドーム・ザ・ブーン前発着)
    • 系統351|仁別リゾート公園線(秋田駅西口・クアドーム・ザ・ブーン前発着)
      • - 仁別リゾート公園入口 - 中島橋 - 仁別 - ピクニックの森入口 - スキー場前 - クアドーム・ザ・ブーン前
    • 系統352|仁別リゾート公園線(臨海営業所・森林学習館前発着・リゾート公園グラウンドゴルフ場が休業期間中は系統350)
    • 系統353|仁別リゾート公園線(秋田駅西口・森林学習館前発着・リゾート公園グラウンドゴルフ場が休業期間中は系統351)
      • - 仁別リゾート公園入口 - 中島橋 - 仁別 - ピクニックの森入口 - スキー場前 - クアドーム・ザ・ブーン前 - 森林学習館前

道路

施設

参考文献

脚注

注釈

  1. ^ 仁別沢に架かる橋。

出典

  1. ^ a b 5統計書(用語解説)-秋田市年齢別・人口別|秋田市公式サイト”. 秋田市 (2022年7月11日). 2023年4月14日閲覧。
  2. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2017年5月29日閲覧。
  3. ^ 秋田市、8割超の地区で人口減進む 旧町部で高い減少率”. 秋田魁新報 (2020年1月27日). 2020年1月31日閲覧。
  4. ^ 秋田市郊外集落、維持に危機感 まち集約化「切り捨て怖い」”. 秋田魁新報 (2020年1月27日). 2020年1月31日閲覧。
  5. ^ a b 「角川日本地名大辞典 5 秋田県」p.515。
  6. ^ a b c 「角川日本地名大辞典 5 秋田県」pp.515-516。
  7. ^ 「秋田市史」p.18。
  8. ^ a b 「近代化遺産 国有林森林鉄道全データ 東北編」pp.210-221。
  9. ^ a b c 「近代化遺産 国有林森林鉄道全データ 東北編」pp.46-47。
  10. ^ 広報あきた 627号

外部リンク



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「仁別」の関連用語

仁別のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



仁別のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日本郵政株式会社日本郵政株式会社
Copyright (C) 2025 JAPAN POST SERVICE Co.,Ltd. All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの仁別 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS