太平目長崎とは? わかりやすく解説

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太平目長崎

読み方:タイヘイメナガサキ(taiheimenagasaki)

所在 秋田県秋田市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

〒010-1102  秋田県秋田市太平目長崎

太平目長崎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/04 06:46 UTC 版)

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日本 > 東北地方 > 秋田県 > 秋田市 > 太平 (秋田市) > 太平目長崎
太平目長崎
太平目長崎
太平目長崎の位置
座標: 北緯39度44分11.51秒 東経140度11分50.76秒 / 北緯39.7365306度 東経140.1974333度 / 39.7365306; 140.1974333
日本
都道府県 秋田県
市町村 秋田市
人口 (2016年(平成28年)10月1日現在)[1]
 - 計 335人
等時帯 日本標準時 (UTC+9)
郵便番号 010-1102
市外局番 018[2]
ナンバープレート 秋田

太平目長崎(たいへいめながさき)は秋田県秋田市にある大字郵便番号は010-1102。住居表示未実施地区。

地理

秋田市の東部、太平地区の中では南西部に位置する。南部を太平川が東西に横断し、並行して秋田県道28号秋田岩見船岡線及びその旧道(太平街道)が走る。太平地区の中心集落で、県道・街道を中心に平野が広がり、集落と農地が集中している。太平川南岸にも井関集落がある。他は山林地帯である。

西・北は太平八田、東は太平寺庭太平中関、南は下北手寒川・下北手松崎に隣接する。

小字

36の小字が現存する[3]

  • 字井関(いせき)
  • 字大根沢(おおねざわ)
  • 字大野町(おおのまち)
  • 字鍜冶屋敷(かじやしき)
  • 字上井関(かみいせき)
  • 字上縄手(かみなわて)
  • 字上目長崎(かみめながさき)
  • 字神田(かんだ)
  • 字久保(くぼ)
  • 字栗ノ木台(くりのきだい)
  • 字下馬前(げばまえ)
  • 字五反田(ごたんだ)
  • 字小山崎(こやまさき)
  • 字柴敷(しばしき)
  • 字下川原(しもかわら)
  • 字新道下(しんみちした)
  • 字菅ノ沢(すがのさわ)
  • 字外ノ沢(そとのさわ)
  • 字滝瀬(たきせ)
  • 字館ノ腰(たてのこし)
  • 字長橋(ながはし)
  • 字苗代田(なわしろだ)
  • 字沼田(ぬまた)
  • 字古町(ふるまち)
  • 字堀切野(ほりきりの)
  • 字舞鶴館(まいづるだて)
  • 字真木ノ沢(まきのさわ)
  • 字班目沢(まだらめざわ)
  • 字待合(まちあい)
  • 字簑田(みのだ)
  • 字宮崎(みやさき)
  • 字宮田表(みやたおもて)
  • 字目長崎(めながさき)
  • 字本町(もとまち)
  • 字屋中(やなか)
  • 字谷地(やち)

河川

  • 太平川

歴史

文禄元年8月22日1592年9月27日)の「秋田家分限帳写」に「石保目ノ長崎 407石余」とあるのが初見資料である[4]。「石保」の意味あるいは誤記かどうかは不明。「慶長6年秋田家分限帳」には、鉄炮衆・鑓衆の知行として17石3件を「目長崎村之内」に設定した記録がある[4]。鎌田旦右衛門代官所の中にも「太平郷之内目名崎村 334石余」との記述がある(秋田家文書)[4]。これらから「目のなが崎」が本来の名称だと考えられている[4]

江戸時代を通じて久保田藩領で、「正保国絵図」では本田当高700石とされている[4]。「享保黒印高帳」では村高656石余・当高760石余(うち本田689・本田並39・新田32)[4]。「享保郡邑記」では98軒あって、うち枝郷の古町・小曽田(おそだ)・井関の3ヶ村分が57軒となっている[4]。本町という村名が無いのに土地の者は本町と呼んでいることを不審に思う記述もされている[4]。「寛政村附帳」では親郷で、当高739石余(うち蔵分718、給分21)[4]。「秋田風土記」では600石・98戸があり、「天保郷帳」では760石余[4]。「羽陰温故誌」によるこの頃の人口は468人、戸数98戸、馬100、牛60[4]

沿革

  • 1873年(明治6年)3月 - 大区小区制の改正に伴い、秋田郡目長崎村は秋田県第1大区6小区に属した[5]
  • 1874年(明治7年)8月20日 - 目長崎学校が開校する[6]
  • 1884年(明治17年)頃 - 郡区町村編制法の下で、南秋田郡目長崎村・八田村・中関村・寺庭村・黒沢村・山谷村が連合。戸長役場は目長崎村に設置される[4]
  • 1887年(明治20年) - 連合6ヶ村の戸数491、人口3,095(地方行政区画便覧)[7]
  • 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴い、連合6ヶ村が合併し南秋田郡太平村が発足。太平村大字目長崎となる[4]
  • 1954年(昭和29年)10月1日 - 太平村が秋田市へ編入されたことに伴い、名称に「太平」を冠した上で秋田市の大字となる[4]
  • 1981年(昭和56年) - 太平小学校校舎改築[8]

字域の変遷

地区内で町名整理・住居表示実施その他に伴う区画変更は行われていない。

世帯数と人口

2016年(平成28年)10月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

大字 世帯数 人口
太平目長崎(小字全域) 121世帯 335人

交通

鉄道

地区内に鉄道路線は無い。最寄り駅はJR東日本奥羽本線羽越本線秋田新幹線秋田駅

バス

  • 秋田中央交通
    • 《太平線》 - 大曲 - 古町入口 - 神田 - 本町下丁 - 本町 - 学校前 - 地域センター前 -

道路

施設

字上目長崎

字神田

  • 高橋製材所

字栗ノ木台

  • 沢田牧場

字五反田

  • 神田公民館

字新道下

  • 真山神社

字菅ノ沢

  • 秋田中央森林組合

字長橋

字沼田

  • 秋田市太平地域センター

字堀切野

  • 鈴木牛乳

字宮田表

  • 愛宕神社

字目長崎

  • 古町公民館

字本町

  • 本町公民館
  • 昌泉院
  • 源正寺
  • 目長崎神社

参考文献

  • 「角川日本地名大辞典 5 秋田県」1980年
  • 「秋田市史 第四巻 近現代I 通史編」秋田市編、2004年
  • 秋田市 地名小辞典

脚注

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  1. ^ a b 秋田市年齢別・地区別人口(平成28年10月1日現在:平成27年国勢調査からの推計値)” (日本語). 秋田市 (2017年2月1日). 2017年7月7日閲覧。
  2. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2017年5月29日閲覧。
  3. ^ 秋田市 地名小辞典 町名一覧 タ
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n 「角川日本地名大辞典 5 秋田県」p.641。
  5. ^ 「秋田市史 第四巻」p.18。
  6. ^ 「秋田市史 第四巻」p.86。
  7. ^ 「角川日本地名大辞典 5 秋田県」p.389。
  8. ^ 平成23年度の学校経営について (PDF)

外部リンク



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