太平八田とは? わかりやすく解説

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太平八田

読み方:タイヘイハッタ(taiheihatta)

所在 秋田県秋田市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

〒010-1101  秋田県秋田市太平八田

太平八田

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/07/10 00:57 UTC 版)

太平八田
太平八田
太平八田の位置
座標: 北緯39度45分46.69秒 東経140度11分58.24秒 / 北緯39.7629694度 東経140.1995111度 / 39.7629694; 140.1995111
日本
都道府県 秋田県
市町村 秋田市
人口 (2016年(平成28年)10月1日現在)[1]
 - 計 625人
等時帯 日本標準時 (UTC+9)
郵便番号 010-1101
市外局番 018[2]
ナンバープレート 秋田

太平八田(たいへいはった)は秋田県秋田市にある大字郵便番号は010-1101。住居表示未実施地区。

地理

秋田市の東部、太平地区の中では西部から北部にかけて位置する。中央部を北東から南西に八田川が流れ、南西部の八田集落南側で太平川に合流する。八田集落付近を秋田県道28号秋田岩見船岡線が東西に走り、集落東部で秋田県道232号太平山八田線が分岐して地区奥部の上八田・堂ノ前・木曾石集落へ向かう。太平川・八田川流域に農地が拓けている他は山林地帯である。県道232号の末端は太平山登山道の金山滝コースに直結する(かつては山頂まで県道指定されていた)。

北西は山内、北は仁別、東は太平黒沢太平寺庭太平目長崎、南は下北手松崎、西は柳田に隣接する。

小字

41の小字が現存する[3]

  • 字荒巻(あらまき)
  • 字一ノ沢(いちのさわ)
  • 字鷽越(うそごし)
  • 字打越(うちこし)
  • 字梅木台(うめきだい)
  • 字大石(おおいし)
  • 字扇田(おおぎだ)
  • 字大岱下(おおだいした)
  • 字大滝ノ沢(おおたきのさわ)
  • 字金釜(かながま)
  • 字金山(かなやま)
  • 字上町内(かみちょうない)
  • 字上八田(かみはった)
  • 字川崎(かわさき)
  • 字木曾石(きそいし)
  • 字香炉沢(こうろざわ)
  • 字琴ケ沢(ことがさわ)
  • 字才ノ崎(さいのさき)
  • 字猿田沢(さるたざわ)
  • 字下町内(しもちょうない)
  • 字関口(せきぐち)
  • 字滝ノ沢(たきのさわ)
  • 字館ケ沢(たてがさわ)
  • 字館ノ下(たてのした)
  • 字田屋ノ前(たやのまえ)
  • 字月見沢(つきもざわ)
  • 字寺野(てらの)
  • 字堂ノ前(どうのまえ)
  • 字樋ケ沢(とよがさわ)
  • 字長橋(ながばし)
  • 字二手ノ又(にてのまた)
  • 字八田(はった)
  • 字稗田(ひえだ)
  • 字平ノ脇(ひらのわき)
  • 字藤ノ崎(とうのさき)
  • 字細田(ほそだ)
  • 字松沢(まつざわ)
  • 字屋敷田(やしきだ)
  • 字谷地(やち)
  • 字矢櫃(やびつ)
  • 字和岱(わだい)

河川

  • 太平川
    • 八田川
      • 矢櫃沢

歴史

文禄元年8月22日1592年9月27日)の「秋田家分限帳写」に「八田(面)村 552石余」とあるのが初見資料である(秋田図書館所蔵文書)[4]。「慶長6年秋田家分限帳」にも「八反村」の表記で、20石知行4件・17石知行3件の記録がある[4]。一部氏を主とする古館があり、旧地名の「三部」から一部を取って地名を「二部」に改めたという[5]。八田川の別名を二部川(にんぶがわ)ともいう[4]

江戸時代を通じて久保田藩領の大村で、「正保国絵図」では本田当高590とされている[5]。「享保黒印高帳」では村高879石余・当高994石余(うち本田856・本田並82・新田56)[5]。「享保郡邑記」では112軒あって、うち枝郷の木曽石・関口・竹野前・弐部(にんぶ)の4ヶ村分が59軒となっている[5]。「寛政村附帳」では親郷目長崎村の寄郷とされ、当高990石余(うち蔵分813、給分177)[5]。「秋田風土記」では108戸があり、枝郷は関口・竹野沢・二部・木曽石で、合わせて1,000石[5]

沿革

  • 1873年(明治6年)3月 - 大区小区制の改正に伴い、秋田郡八田村は秋田県第1大区6小区に属した[6]
  • 1874年(明治7年)11月10日 - 八田学校が開校する[7]
  • 1884年(明治17年)頃 - 郡区町村編制法の下で、南秋田郡目長崎村・八田村・中関村・寺庭村・黒沢村・山谷村が連合。戸長役場は目長崎村に設置される[5]
  • 1887年(明治20年) - 連合6ヶ村の戸数491、人口3,095(地方行政区画便覧)[8]
  • 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴い、連合6ヶ村が合併し南秋田郡太平村が発足。太平村大字八田となる[5]
  • 1948年(昭和23年)7月 - 秋田市立太平小学校木曽石分校が開校[9]
  • 1954年(昭和29年)10月1日 - 太平村が秋田市へ編入されたことに伴い、名称に「太平」を冠した上で秋田市の大字となる[10]
  • 2007年(平成19年)3月31日 - 木曽石分校が太平小学校へ統合され閉校[9]

字域の変遷

地区内で町名整理・住居表示実施その他に伴う区画変更は行われていない。

世帯数と人口

2016年(平成28年)10月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

大字 世帯数 人口
太平八田(小字全域) 225世帯 625人

交通

鉄道

地区内に鉄道路線は無い。最寄り駅はJR東日本奥羽本線羽越本線秋田新幹線秋田駅

バス

  • 秋田中央交通
    • 《太平線》 - 八田入口 - 八田下丁 - 八田中丁 - 八田上丁 -
  • 秋田中央トランスポート
    • 《木曽石コース》 八田上丁 - 藤崎 - 仁部下丁 - 仁部上丁 - 和岱入口 - 堂の前 - 公民館前 - 木曽石下丁 - 木曽石

道路

施設

字上八田

  • 七面観音堂

字琴ケ沢

  • 太平八田ポンプ場

字田屋ノ前

  • 上八田公民館

字寺野

  • グラススタジオ ヴェトロ
みずしな孝之原作の漫画(アニメ)「いとしのムーコ」のモデルになったガラス工房。

字堂ノ前

字樋ケ沢

  • 相染神社

字八田

字稗田

  • 太平和岱ポンプ場

字藤ノ崎

  • 相染神社
  • 老人ホーム太平荘

字細田

  • 宮原果樹園

字松沢

  • 太平錦鯉センター

字和岱

  • 木村養魚所

参考文献

  • 「角川日本地名大辞典 5 秋田県」1980年
  • 「秋田市史 第四巻 近現代I 通史編」秋田市編、2004年
  • 秋田市 地名小辞典

脚注

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  1. ^ a b 秋田市年齢別・地区別人口(平成28年10月1日現在:平成27年国勢調査からの推計値)” (日本語). 秋田市 (2017年2月1日). 2017年7月7日閲覧。
  2. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2017年5月29日閲覧。
  3. ^ 秋田市 地名小辞典 町名一覧 タ
  4. ^ a b c 「角川日本地名大辞典 5 秋田県」p.540。
  5. ^ a b c d e f g h 「角川日本地名大辞典 5 秋田県」pp.540-541。
  6. ^ 「秋田市史 第四巻」p.18。
  7. ^ 「秋田市史 第四巻」p.86。
  8. ^ 「角川日本地名大辞典 5 秋田県」p.389。
  9. ^ a b 広報あきたオンライン 2007年3月16日号
  10. ^ 「角川日本地名大辞典 5 秋田県」p.541。

外部リンク



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