人生・怒涛編(第14週 - 第18週)
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「半分、青い。」の記事における「人生・怒涛編(第14週 - 第18週)」の解説
1999年秋、両親には漫画家を辞めた事を告げず、侘しいアパートに転居し100円ショップチェーン店「大納言」でアルバイトを始めた鈴愛は、28歳という年齢を気にかけ、倹しい生活を抜け出したい思いもあり婚活を始める。そんななか「大納言」に美青年の映画助監督・森山涼次が臨時アルバイトに加わる。そして鈴愛と涼次は共に惹かれ合っていき、出会ってから6日目で結婚を決める。楡野家の人々からも涼次は受け入れられ、周囲の祝福の元、2000年(平成12年)春に結婚式を挙げた二人であったが、涼次が師事する映画監督・元住吉祥平が撮影中の新作映画のスポンサーが降板し、涼次は独断で結婚資金をつぎ込む。そのため、大納言のオーナーである涼次の叔母たちが住む藤村家の倉庫部屋を間借りし、新婚生活を始める。ある日、鈴愛は涼次の叔母・藤村光江から社長兼店長への昇格と100円ショップの独立経営を提案されるが、夢に向かう涼次を支えたいために辞退する。 そんな鈴愛の思いを知った涼次は、映画監督デビューを目標に一念発起し、ベストセラー作家・佐野弓子の小説を原作にした脚本を書き始める。2年の歳月を経て脚本は完成するが、映画監督のチャンスは新作映画の失敗で困窮していた祥平に横取りされる。涼次は心が壊れ、荒んだ生活を送るようになるが、鈴愛の妊娠を機に立ち直り、家族のために映画の仕事から身を引く。2002年(平成14年)12月23日、鈴愛は長女・花野を出産。一方、密かに祥平と連絡を取り続けていた涼次は、2003年(平成15年)に弓子から脚本執筆を依頼され気持ちが揺らぐ。そして2007年(平成19年)、家族に内緒で脚本を書き上げ映画監督デビューが具体化した涼次は、安定した家庭を捨てて夢に賭けることを決め、鈴愛に突然別れを切り出し家出する。鈴愛は当初は混乱するも、涼次の揺るがぬ決意に折れ離婚を受諾。上京以来初めて帰郷したいと思い、2008年(平成20年)春、花野とともに藤村宅を後にする。
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