二階堂信之介
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/14 05:43 UTC 版)
スーパー「だらくや」創業者。一人称は少年時代は「オラ」、現代は「私」。昭和元年に山形県の農家で生まれ、7歳の時に女装させられ「おしん」と名乗り奉公に出される。山田木材店の女中として働くことになるも、女中の仕事の厳しさに耐えかね遂に本当の性別を明かすが男手が欲しかった主人を却って喜ばせてしまい却って逃げられなくなる。その後奉公先を脱走し、川で溺れていたところを岩田鉄男(源氏名・バーバラ)に助けられ、彼の勤めるスナックに雇われ「パトリシア」という源氏名を与えられる。やがてバーバラとともに東京、後に大阪に渡り、山下夢吉の紹介で若くして大阪の機械問屋「二階堂屋」の支配人となるが、昭和18年に徴兵により出戦。終戦後は復員し、二階堂家の次女・夏江と結婚。後に「だらくや」を創業。奉公に出された頃はざんばら髪に着流しという姿だったが、入隊により頭を丸め野原しんのすけに近い外見になり、現代の二階堂は禿げ頭の中肉男性となっている。雑誌「Weekly漫画アクション」の2007年8月7日号に収録されている「クレヨンしんちゃん誕生秘話」の中に記述があり、「野原しんのすけのモデルは本作の二階堂信之介」と明記されている。コミックス3巻では、二階堂の少年時代から社長になるまでの一連のエピソードが「だらくや社長一代記」というタイトルで収録されている。当時の担当編集者はこの話を読んで、「このキャラクターを独立させてひとつのマンガにしたら面白いものになるのではないか」と提案、ここからやがて『クレヨンしんちゃん』が生まれることになる。
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