だらくやストア物語とは? わかりやすく解説

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だらくやストア物語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/05 06:02 UTC 版)

だらくやストア物語』は、臼井儀人4コマ漫画作品。デビュー作であり、初の単行本化作品。全3巻。1987年Weekly漫画アクション新人賞佳作に入賞し、そのまま同誌で連載デビュー。これにより、臼井儀人の代表作『クレヨンしんちゃん』の連載へとつながる。

更に、本作の登場人物の二階堂信之介は後に野原しんのすけの原型となった。

概要

作者のイトーヨーカドーでのアルバイトの経験をもとに、”だらくや”というスーパーマーケットを舞台にした4コマ漫画。単行本の作品説明は「これは大型ストアを舞台にくり広げられる人間たちの戦いの記録である」と書かれている。 特定の主人公は存在しないが、二階堂信之介とされる場合がある。

だらくやは全国にチェーン店があり、最も登場頻度の高い(というよりほとんどの話の舞台となっている)だらくやの店は、藤枝店長の北春日部店である。

登場人物

二階堂信之介
スーパー「だらくや」創業者。一人称は少年時代は「オラ」、現代は「私」。昭和元年に山形県の農家[1]で生まれ、7歳の時に女装させられ「おしん」と名乗り奉公に出される。山田木材店の女中として働くことになるも、女中の仕事の厳しさに耐えかね遂に本当の性別を明かすが男手が欲しかった主人を喜ばせてしまい却って逃げられなくなる。その後奉公先を脱走し、川で溺れていたところを岩田鉄男(源氏名・バーバラ)に助けられ、彼の勤めるスナックに雇われ「パトリシア」という源氏名を与えられる。やがてバーバラとともに東京、後に大阪に渡り、山下夢吉の紹介で若くして大阪の機械問屋「二階堂屋」の支配人となるが、昭和18年に徴兵により出戦。終戦後は復員し、二階堂家の次女・夏江と結婚。後に「だらくや」を創業。奉公に出された頃はざんばら髪に着流しという姿だったが、入隊により頭を丸め野原しんのすけに近い外見になり、現代の二階堂は禿げ頭の中肉男性となっている。雑誌「Weekly漫画アクション」の2007年8月7日号に収録されている「クレヨンしんちゃん誕生秘話」の中に記述があり、「野原しんのすけのモデルは本作の二階堂信之介」と明記されている。コミックス3巻では、二階堂の少年時代から社長になるまでの一連のエピソードが「だらくや社長一代記」というタイトルで収録されている[2]。当時の担当編集者はこの話を読んで、「このキャラクターを独立させてひとつのマンガにしたら面白いものになるのではないか」と提案、ここからやがて『クレヨンしんちゃん』が生まれることになる。
藤枝
スーパー「だらくや」北春日部店店長。45歳B型。

書誌情報

脚注

  1. ^ 表向きは米すら買えないほどの貧乏だったが、実際には両親が仕事をしないのが原因であり、不釣り合いな化粧セットやぶらさがり健康器がある。
  2. ^ のちに『臼井儀人こねくしょん』第1巻に収録された。



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