二次使用料不払い問題とは? わかりやすく解説

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二次使用料不払い問題

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 22:58 UTC 版)

日本アニメーション」の記事における「二次使用料不払い問題」の解説

1980年代日本俳優連合(以下、日俳連)が音響映像システム(以下、音響映像)が所属した日本音声製作者連盟と、日本アニメーション所属した日本動画製作者連盟1990年脱退)を通じて締結した契約反し1990年代からちびまる子ちゃん世界名作劇場シリーズなど日本アニメーション作品ビデオ化に際して日本アニメーション著作権法上の二次使用にあたるとして未払い方針続け音響映像1997年自社音声制作に関わったビデオソフト一覧表作成した1999年日俳連支払をめぐる協議が行われたものの決裂し2000年2月二次使用料未払い債権者にあたる日本俳優連合所属出演声優380余り最終的に360余り)が、音声アフレコ)の実製作者である音響映像制作著作権者日本アニメーション被告人として相手取り未払い金8700万円支払い求めて集団民事訴訟東京地裁提起した2003年11月一審判決では音響映像システムに対して請求金額全額支払い命ずるが、日本アニメーションに対して支払認めない判決下された。しかし、音響映像システム2003年4月から本業をサンオンキョーへ全て譲渡させ、譲渡以前大東京信用組合らに対す借入負債によって債務超過状態であったため、民法上の無資力支払能力が無い)に該当するこのため二審東京高裁雛形裁判長)では日本アニメーション音響映像およびサンオンキョーの取引請負関係と、日俳連当初締結した二次使用料契約」の有効性について改め審議され原告日本アニメーションに対して債権者支払請求認められる判決下された。しかし被告側上告した。 そして2005年6月29日最高裁第3法廷開かれた審判決(浜田邦夫裁判長)では、上告棄却とする決定成され二審判決確定し原告側全面勝訴となった

※この「二次使用料不払い問題」の解説は、「日本アニメーション」の解説の一部です。
「二次使用料不払い問題」を含む「日本アニメーション」の記事については、「日本アニメーション」の概要を参照ください。

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