有効性について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/13 14:46 UTC 版)
イギリスのリーズにある武具博物館ロイヤル・アーマリーズが調査したところ、「中世のほとんどの武器で貫くことは、ほぼ不可能である」と結論付けた。この強度を決めるのは四つの要因による。(1)接続方法(リベット、溶接など)、(2)素材(青銅・鉄など)、(3)織密度、(4)線径(一般的に直径1.02–1.63 mm)。 リベット留めされていないものでは貫通する場合があるが、リベット留めされていれば鋭い刃先を持つ矢や一部の槍や細剣などが貫通する程度にはなった。スウェーデンのヴィスビューで発掘された1361年の戦死者の骨を確認すると、多くの者が保護されていない足に怪我が見られた。 また、重い打撃系の武器には効果が弱いため、ヘルメットや布鎧であるギャンベゾンが鎧の下に着用されることが多かった。
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