有効性と安全性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 09:51 UTC 版)
「流行性耳下腺炎ワクチン」の記事における「有効性と安全性」の解説
Merck 社の麻疹ムンプス風疹ワクチンにはLeryl-Lynn(JL)株が、グラクソスミスクライン社のMMRにはJL株由来のRIT-4385株が、Sanofi社のMMRワクチンにはUrabe-AM9株が、インドで製造されているMMRワクチンにはLeningrad-Zagreb(LZ)株が用いられている。日本では現在市販されているのは星野株と鳥居株の2株である。欧米では2回定期接種している国ではムンプス患者数が99%減少している。ムンプスワクチンの安全性で問題となるのは無菌性髄膜炎の合併だが、各株の無菌性髄膜炎合併率はJL株が極めて低率であるものの、定期接種している国でもムンプス流行が発生するなど有効性の面では問題がある株となっている。星野株、鳥居株の無菌性髄膜炎合併率は、LZ株と同等である。2001年WHOの評価では5億ドーズの世界での接種結果において占部株も含め市販のムンプスワクチンは許容できると判断された。
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