学名の有効性について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 05:47 UTC 版)
「タイリクツノボソオオクワガタ」の記事における「学名の有効性について」の解説
本種は長い間 Dorcus sp. (学名が決まっていない状態をさす。)として流通していたが、2010年、世界のクワガタムシ大図鑑の著者である藤田宏によって新種記載され、学名はDorcus tonkinensis Fujita,2010 とされた。しかし、アンタエウスオオクワガタのシノニムとされる種の中に1915年に記載されたDorcus yaksha Gravely, 1915があり、記載に使用された文などを見る限り、Dorcus tonkinensis Fujita,2010 とされている種とほぼ特徴が一致していることから、Dorcus yaksha Gravely, 1915の学名が採用された。(学名は一般的に一番古く記載されたものを使うため。)よって、Dorcus tonkinensis Fujita,2010 はDorcus yaksha Gravely, 1915のシノニムとされた。 しかし、本種は産地によって差異が見受けられるため、近い将来、Dorcus tonkinensis Fujita,2010 は亜種名として使用される可能性もある。
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