主砲、その他備砲等
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「イルマリネン級海防戦艦」の記事における「主砲、その他備砲等」の解説
主砲は本級のためにボフォース社が新設計した「1929年型 25.4cm(46口径)砲」を採用した。性能は重量225 kgの砲弾を最大仰角45度で33,140mまで届かせることが出来た。俯仰能力は仰角45度・俯角10度で、旋回角度は船体首尾線方向を0度として左右150度の旋回角度を持つ。発射速度は毎分2~3発である。 副砲兼高角砲は同じくボフォースの新製品「1932年型 10.5cm(50口径)高角砲」を採用した。この砲は16kgの砲弾を最大仰角85度で高度12,000m、対艦用として仰角45度で18,200mまで届かせられる優秀な性能を持っていた。旋回と俯仰は電動と人力で行われ、左右方向に100度旋回でき、俯仰は仰角85度・俯角10度で発射速度は毎分15発だった。写真では砲塔に見えるが、これは連装砲架を密閉型の装甲カバーで覆ったものである。 その他、対空用にヴィッカース社の「4cm(39口径)ポムポム砲」を連装砲架で1基、単装砲架を1基ずつ装備したが、後に「ヴァイナモイネン」のみボフォース社の40mm機関砲に換装し、連装砲架で2基装備した。更に機関砲を補助するためマドセン社の20mm機銃を単装砲架で2基装備していたが、「ヴァイナモイネン」はこれも単装8基に増設している。
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主砲、その他備砲等
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 01:59 UTC 版)
「シャルンホルスト級装甲巡洋艦」の記事における「主砲、その他備砲等」の解説
本艦の主砲は前級に引き続き「1898年型 SK L/40 21cm(40口径)速射砲」を採用している。砲身の俯角・仰角の性能は砲塔形式とケースメイト配置で異なり、砲塔形式の最大仰角は最大30度から-5度まで砲身を上下でき、重量108.0kgの徹甲弾を仰角30度で最大射程16,300mまで届かせる事ができた。旋回角度は首尾線方向を0度として左右共に150度に旋回できた。一方、ケースメイト配置形式の性能は、室内配置のため最大仰角は砲塔形式の2/3の16度程度で21度の範囲で上下できた。そのため、射程も砲塔と異なり、仰角16度で最大射程12,400mと劣っていた。旋回角度は150度であった。発射間隔は砲塔・ケースメイト形式で双方共に毎分4~5発であった。 副武装として「1898年型 SK L/40 15cm(40口径)速射砲」を採用した。その性能は45.3kgの砲弾を仰角20度で13,700mまで届かせる事ができた。砲身は仰角20度から-5度の範囲で上下でき、150度の旋回角度を持っていた。発射速度は毎分4~5発である。この砲を単装砲架で舷側ケースメイト配置で片舷3基ずつの計6基を配置した。 他に対水雷艇用に「8.8cm(35口径)速射砲」を単装砲架で18基、3.7cm単装速射砲4基を、45cm水中魚雷発射管を単装で4基を各所に配置していた。
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