主人公・魔剣豪
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宮本武蔵(みやもと むさし) 『魔剣豪鬼譚』「宮本武蔵編」の主人公。作州浪人。二天一流の剣豪。誰にも出来ぬ難題と聞けば、ならば己がと挑戦する男。人を斬り続けてきたことで、死者の念などは無く己の剣こそを信じているが、それらを超えた超常未知の存在「鬼」が現実にいることを知る。 播州にて、薩摩藩の中馬大蔵に鬼退治を依頼され、「備中守実高」の鎧を譲られる。この鎧は鉢かづき姫の逸話に由来し、目方三十四貫(127kg相当)、並の者なら一歩も動けない「枷」という代物を、己の「外骨格(ほね)」と纏う。さらにチェストを「知恵捨て」と喝破し己の兵法とする。大小二刀は、拵えにも開閉式刃を仕込んだ特製の「武蔵拵え」。 巌流島決闘など有名なエピソードは回想にて断片的に言及される。 沖田総司(おきた そうじ) 『魔剣豪鬼譚』「沖田総司編」の主人公。幕末の新選組剣士。菊一文字則宗を所持する。細身で弱そうな外見ながら、新選組の仲間からは「戦国時代なら大名にまでなれた」と太鼓判を押される名剣士。特に突き技を得意とする。幕末の晩年は病がちであったが、深刻な死病ではなく、池田屋事件での吐血の逸話には「殺した敵の血を啜っていた」という真相がある。 慶応4年=明治元年より、菊一文字と共に元和年間の江戸にタイムスリップしてくる。歴史の予備知識を持つが、行動原理が「誠」の価値観であるために、江戸の剣士とトラブルになる。時代を超えてやって来た己の使命を「鬼退治」と自覚し、幕臣として、江戸に仇なす谷衛成=霓鬼と対決する。衛成を「志士の正義がある」と見立てるも、新選組として斬る決意がある。羽織の下には拡充火忍無縄(伊賀忍の拡充具足)の防具の一部を着込み、剣技の補助に火器も用いる。
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