主な編集方針
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 00:46 UTC 版)
1990年代前半には『週刊現代』と『週刊ポスト』がグラビアページにヘアヌードを掲載していた中であえて「ノーヌード」(ヌードを載せない)を宣言する広告を新聞に載せたことがある。 花田紀凱が編集長に在任していた期間は、日本テレビ『THE・サンデー』に本人がコメンテーターとして出演した。 2004年に鈴木洋嗣が編集長に就任して以来、政治経済分野の調査報道よりも芸能界・スポーツ界のスキャンダルを取り上げるケースが多くなった。[独自研究?]同時に、これまで同誌を支えてきた専属契約記者が相次いで退社し、殺人事件担当の森下香枝と官庁担当の川村昌代が朝日新聞へ、『噂の眞相』出身で公安事件のエキスパートの西岡研介が『週刊現代』に移籍した。エイチ・エス証券副社長・野口英昭の自殺を巡る報道や読売新聞との批判合戦など、名誉毀損の訴訟で敗訴あるいは原告有利の条件で和解するケースが多くなっている。 政治問題や経済問題ならびに企業の不祥事については政治家・官僚や実業家の「金」絡みのスキャンダルが中心だが、直接取り上げている記事もある。芸能人のスキャンダル、殺人事件などの社会事件も数多く取り上げており、近年では『週刊文春』にスクープされた事により社会問題化した事件・不祥事が増加傾向にある。こうした記事は「文春砲」と呼ばれ、元々はインターネットスラングであったが2010年代からはテレビのワイドショーや報道番組、『週刊文春』の記事の見出しでもこの用語が使われるようになった。 度々「1000人アンケート」と称してアンケート調査による集計記事を掲載している。主なものとして「女が嫌いな女」「女性芸能人好感度格付」など。アンケートの集計方法など詳細に関しては、『週刊文春』編集部および株式会社文藝春秋は回答を拒否し続けていたが、近年になって[いつ?]、無作為に選出した回答者1000人に、3人ずつ自由記入方式で回答し集計する方法をとっていることを明らかにしている。なお、アンケート記事自体の影響力は強く、さとう珠緒や西川史子などはそのランクインを出演するバラエティ番組で逆手にとることが多い。和田アキ子は2013年、2015年、2016年(2014年は調査なし)と3回連続で嫌いな女一位になった。 作家のスキャンダルに対してはタブー視していることを元記者の中村竜太郎や元編集長の花田などが認めている。
※この「主な編集方針」の解説は、「週刊文春」の解説の一部です。
「主な編集方針」を含む「週刊文春」の記事については、「週刊文春」の概要を参照ください。
- 主な編集方針のページへのリンク