中央部:相模平野とは? わかりやすく解説

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中央部:相模平野

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 08:25 UTC 版)

神奈川県」の記事における「中央部:相模平野」の解説

中央部相模川中下流域広がる階段状の平坦地相模平野と呼ぶ。広義には関東平野一部とされることもあるが、多摩丘陵によって分離され地質構造上は独立堆積盆地とされる相模川堆積作用によって形成され相模平野は、古い堆積面である相模野台地相模原台地)と現在の堆積面である相模川低地とに分けられる相模川低地部分を「相模平野」と呼ぶこともある)。 相模野台地は、相模川左岸境川の間の大部分占め洪積台地であり、西側相模川沿いで顕著に見られる階段状の地形最終間氷期以降形成され河岸段丘である。北部相模原市旧市域)では大きく3段平坦面に分けるが、台地南西端に位置し地質的由来異にする高座台地や、さらに古い時代堆積面が丘陵となってわずかに残る座間丘陵など、詳細に10数段平坦面が分布する一方相模川右岸にも中津台地呼ばれる洪積台地愛川町東部から厚木市北部にかけて広がっているが、その規模相模野台地比べる小さい。 相模川相模原市当麻(たいま)付近流路を南に変え海老名厚木付近から両側自然堤防後背湿地発達させた沖積低地形成する。この低地は西の丹沢山地から流れ出す金目川水系相模川右岸形成した低地と一体となって中央部に広い平野作る相模国内では早くから開発され地域であり、海老名には国分寺建立され寒川町には相模国一ノ宮である寒川神社鎮座する平塚から藤沢かけての相模湾岸には、縄文海進高潮以降海岸線後退反映して10列以上の砂堆列が分布する湘南海岸として知られるこの砂浜は、相模川酒匂川などから供給され土砂由来する考えられているが、近年ダム建設などによる供給との不均衡から茅ヶ崎市などで侵食著しい。

※この「中央部:相模平野」の解説は、「神奈川県」の解説の一部です。
「中央部:相模平野」を含む「神奈川県」の記事については、「神奈川県」の概要を参照ください。

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