中央教会・帝国議会関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/21 21:18 UTC 版)
「くじびき勇者さま」の記事における「中央教会・帝国議会関係者」の解説
大司教(だいしきょう)サンクトゥス8世 王国連合帝国皇帝を兼務するソルティス教の最高指導者。宗教上は最高位にあるが、政治的な権限は持たずそれらは帝国議会の貴族議員に委ねられている。 9番札(第9巻)「誰が大元帥よ!?」で西方大陸のドラゴンの襲撃を受けて大けがを負い、その怪我が元で死亡した。 アキロキャバス卿(アキロキャバスきょう) クラウの父で、大陸北方・ユーベラス地方の公爵。貴族議員としては穏健派に属する。庶民の出であるナバルの剣の腕を高く評価しており、サクラスでの帝国議会招集に際して随行させた。 クリプトン卿(クリプトンきょう) レジーナの伯父。ソロリエンス新聞の誤報(当初から世情の不安を煽って拡販を意図した新聞社の捏造であったと見られている)に端を発する西アルテース自治戦争未遂事件で、交戦を直前に回避したかつての英雄。現在は階段をのぼるのも苦痛なほどの肥満体で当時の勇姿は見る影も無いが、穏健派の貴族議員として人望は厚く帝国議会の終身幹部に列せられている。 デスペラン騒動では、1000年以上にわたり途絶えていた人間とドラゴンの和平を実現するための交渉役として帝国全権大使を引き受けた。 ビーズマス卿(ビーズマスきょう) 西アルテース地方の公爵。帝国を構成する各国の貴族では序列第3位であるが、失言癖と度を超した自己保身に走る態度から帝国議会の執政幹部に推挙されないでいる。 アキロキャバス卿ら穏健派の失脚を目論み、子飼いの貴族議員らと結託して始めから失敗することを前提に「救世の勇者選抜」くじを発案。しかし、くじで選ばれたナバルとメイベルがデスペラン騒動を平和的に解決したことからその褒賞のくじを偽のくじ(どのくじを引いても2人は処刑される)とすり替えるが、未遂に終わってしまう。この一件によりナバルとメイベルは南方への逃避行に旅立った一方、ビーズマス卿は西アルテース第二の都市・サンクヮッドで事件のほとぼりが冷めるのを待ちながら中央教会名義の偽手配書を作成して各地に流し、メイベルとナバルを賞金首に仕立て上げたのを始め議員特権により訴追されないのを最大限に利用しての自己保身に余念が無かった。そして、強引な軍備の増強を進め長年の内紛が収束を迎えつつあった南アルテース地方への侵攻に乗り出すが南アルテースの急進的技術革新に太刀打ち出来ず連戦連敗。そのうち、戦争が卿の個人的な逆恨みで起こされたという真相が国内に知れ渡ったことで求心力を失い、新発明の飛行機で南アルテースの暫定首都・ラクスから1日足らずで西アルテースの首都・サンウーヌスへ直談判に来たメイベルに会うことなく逃亡、消息不明となっている。
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