中世・ルネサンスとは? わかりやすく解説

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中世・ルネサンス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/03 04:25 UTC 版)

下着」の記事における「中世・ルネサンス」の解説

中世ヨーロッパでは、毛や麻などの目の荒い織物から、柔らかい綿などの平織り素材作られるようになり、またゆったりとした衣服デザイン流行した。腰と太ももで紐で固定するブライズ(braies)と呼ばれる薄手素材ズボン着用されていた。豊かな者はチャスズ(chausses)という足を覆う下着着用していた。ルネッサンス期に入ると、チャスズはより体に密着するタイツのようなものになり、ブライズは徐々に短く小さくなっていった。しかし、このどちらも他の服で覆う事はなかったため、厳密に下着のうちに含めるべきではないかしれない。 ブライズの前面には、ボタンや紐で留められる窓があり、脱がずにここを通して男性排泄を行うようになっていた。この窓は徐々に男性魅力を増すため装飾されコッドピースcodpiece)と呼ばれるうになるイギリスヘンリー8世は、局部際立たせるために詰め物入れることを考案したとされており、16世紀末までこのアンバランスな流行終焉することはなかった。 現在、シャツ呼ばれている前ボタンで身につけられる男性の上衣は中世からルネッサンス期にかけて考案されたが、当初下着であった。膝まで丈がありズボン中に入れ込み下履き兼ね着用したワイシャツの裾ラインカーブしているのはその名残である。鎧の下に着用されていたダブレットもこの時期ファッションとして確立され、やはり下着として使われている。 中世女性は体に密着するアンダードレスとブライズのような下着着用している。時にはシフトshift)と呼ばれる綿製の下着をアンダードレスの下に身につけることもあったが、後の時代になるまで一般的ではなかった。 ルネサンス期女性スカートふっくらと傘のように広がっているものが流行であり、ドレスの下にファーティンゲール(farthingale)というスカート支えフレーム付き下着を身につけている。16世紀終わりには、スカートボリューム女性の体の倍以上も広がり歩道通行困難になる中世ヨーロッパで、十字軍参加した夫の不在時に女性身を守るため、下着として貞操帯開発されたとされているが、事実かどうか定かではない多く貞操帯は非実用的なほど複雑であったり、重すぎたりしており、歴史研究家の間でもその実際の用途懐疑的な見方がある。

※この「中世・ルネサンス」の解説は、「下着」の解説の一部です。
「中世・ルネサンス」を含む「下着」の記事については、「下着」の概要を参照ください。

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