世界デビュー
世界デビュー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/13 16:40 UTC 版)
「アラニス・モリセット」の記事における「世界デビュー」の解説
1993年の高校卒業と同時にオタワからトロントへ、19歳の時に単身でアメリカのロサンゼルスへ移り住んでおり、そこで様々な経験を経て、20歳の時にマドンナの経営するメジャーレーベル「マーヴェリック・レコード」と契約を結ぶことに成功する。 1995年に世界デビューとなる3rdアルバム『ジャグド・リトル・ピル』をマーヴェリック・レコードからリリースする。音楽性も以前の2枚のアルバムとは異なり、よりグランジやオルタナティブ・ロック寄りのサウンドとなっている。それ以前は、一般的にダンスやダンスポップと称される曲を発表してきただけに、非常に大幅に方向性を変える事となった。 その後、このアルバムに収録されている、自分を捨てた元カレに向けての辛辣なメッセージを、激しいロックスタイルで歌った楽曲「ユー・オウタ・ノウ」が、アメリカのラジオ局でパワープレイとなり、立て続けに「オール・アイ・リアリー・ウォント」「ハンド・イン・マイ・ポケット」「アイロニック」とヒット曲を連発する。特に 「アイロニック」は代表曲として人気が高く、1997年に開催されたグラミー賞にて「レコード・オブ・ザ・イヤー」にもノミネートされた。これらのヒット曲の効果も相まって、アルバム『ジャグド・リトル・ピル』は全米で1600万枚、全世界で3300万枚を売り上げる記録的な大ヒットとなり、女性アーティストによる世界デビューアルバムの売り上げとしては異例な結果となった。 その後、開催されたジュノー賞1996においては「年間最優秀アルバム賞」、「年間最優秀シングル賞(「ユー・オウタ・ノウ」が受賞)」、「Female Vocalist of the Year」、「Songwriter of the Year」、「Best Rock Album」等の計6部門を、1996年グラミー賞においては「最優秀女性ロック・ヴォーカル・パフォーマンス賞」、「最優秀ロック楽曲賞 (「ユー・オウタ・ノウ」が受賞)」、「最優秀ロック・アルバム賞」の計3部門を、1998年のグラミー賞では「Jagged Little Pill Live」のミュージックビデオが「最優秀ミュージック・ビデオ賞」を受賞している。
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